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土のある暮らし

土っていいなーと
鶏を飼いながらそんなことをつくづく感じています。


1  コンクリートの上は分解できない

我が家の庭は、浄化槽や車の駐車のため、
一部がコンクリートです。
倉庫の床は全面コンクリートです。

夏の暑さで辛そうな鶏さんを少しでも
涼しい倉庫へ。

でも鶏の分はコンクリートの上では分解されません。
ニオイも残ります。

やはり土のうえのような清潔さは保てません。

2  土が清潔に保つコツ

私の生まれ育った家は、みかん農家で倉庫が二つありました。
ひとつは戦後ひいじいちゃんが建てた倉庫。
もうひとつは、平成に入ってから父が建てた倉庫。

戦後に建てた倉庫は、瓦屋根で土壁でできており、
床は土でした。

平成に入ってから建てた倉庫は、
コンクリートの壁、床、屋根はスレート。

倉庫でお手伝いをした時のこと思い出すと
やはり戦後に建てた倉庫の方が
暖かかったし、季節にあった匂いがありました。

土壁に床は土、そして瓦。

やはり土とは切っても切り離せない時代の建物は
とても気持ちよく、温かいです。

昔は、この倉庫で牛を飼っていたと聞きました。
きっと土が、糞などを自然に分解して、
小屋の清潔を保っていたのだと思います。

3  土のデメリットと向き合う

しかし、車社会の現代。
土だけだと泥はねや崖崩れなどのデメリットがあります。

そのデメリットをどのように向き合えばいいのでしょう。

石畳や石垣、砂利などを活用できないでしょうか??

昔の畑の石垣はとても頑丈でなかなか崩れることはありません。
コンクリートは、土全体を蓋してしまい、
コンクリートの下の土は窒息状態。
とても苦しそうです。

石や砂利なら、呼吸ができます。
糞などの汚れは、石の間から土に落ちて分解してくれます。

コンクリート主流の現代。
もう石垣や石畳を得意とする人は少なくなってきたかもしれません。

実は、私のひいじいちゃんも石垣名人のひとりなのです。

しかし、もう話を聞くことはできません。

今私ができることは、石垣や石畳を得意とする人と出会い、
技を受け継ぎ、次の時代へ繋ぐこと。

昔ながらの技術をしっかりと受け継ぎたいです。

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