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長かったプロジェクトを終えた所感

長かったプロジェクトが終わったので所感を残そうと思う。
ちょうど3年前、大規模プロジェクトにアサインされた。
プロジェクトの期間は3年。私の社会人人生の中では1番長いかもしれない。

既存システムを作り直すプロジェクト。
私はほぼ関連知識ゼロからのスタートとなった。
初めてのシステムなので、当然チームメンバーもお初の人ばかりだった。

私の役割は数ある中の1つのチームのリーダーなので、担当チームを全体的にまとめる立場。
このシステムのことを知らなければ、これまで担当してきたことともちょっと違う。
仕事の進め方とかは共通する部分はあるのでそれを頼りに進め、結果的にはチームメンバーのおかげで最後まで辿り着けた。

反省点と良かったことを3つずつ挙げてみる。

反省点

・マジで人を使うのが苦手
リーダーなのでメンバーにタスクをこなしてもらう必要があるが、タスクを振るのがとにかく苦手で、振りやすいメンバーにはタスクが偏り、どの程度の成果が出るかわからない人にはあまりタスクを振れない。
自分がやらなくてもいいことを自分でやってしまう。
タスクを振ろうと思いメンバーにやりたいものを聞いてもなんでもやりますと言うので、これまた難しい。でも「なんでもできます」ではないので、見極めているうちに自分でやった方が早いかもとなってしまう。
あとは求めるクオリティが達成されなさそうだと早々に見切ってしまったこともあるが、もう少しやってもらっても良かったかもと思う。

・わからないものは納得してから進める
基本的には納得できないと先に進めないタイプなので、これが原因で問題が起きることはあまりないのだが、忙しさに負けて、この人が言っているので大丈夫だろう、で判断してしまうことがあった。
さらにこれが後に問題となり露呈したこともあった。

・検証は大事
これも当たり前なことで基本的には教科書どおり進めているのだが、いくつかシステムの特性上、教科書どおり進めたつもりでも後々問題となる箇所(実際には正しく検証できていなかった)があった。
システムの特性としては計画上は記載があったものなので、これは特性が意味することを正しく理解できていなかった、ということになると思う。

良かったこと3点

プロジェクトが無事に終わったこと以外の副産物で。

・いいチームワークができた
以前もう少し短い期間のプロジェクトを担当したときもそうだったけど、これだけの期間一緒に仕事すると信頼関係が生まれる。
幸い私は人の運には恵まれることが多く、今回もそうだった。
最後に残ったメンバーでまた新しいプロジェクトを担当したら、生産性はすごく高いと思う。
(実際にはそうもいかないので、ちょっと寂しい)

・少しは判断できるようになった
普段からとにかく優柔不断で、判断するのがとても苦手なのだが、チームリーダーという役割上、必要に迫られてたくさん判断したと思う。
こまさんこの案でどうですか?ってめっちゃ聞かれる。正直しんどかったけど。
メンバーに既存システムにかなり詳しい人がいたので、その人たちの力をたくさん借りながら。

・少し自信が持てるようになった
昔、自分が担当しているプロジェクトに対して「大丈夫」と言っている人がいて(きちんと公開できますの意)、そういう風になりたいなとずっと思ってた。
プロジェクトの最初の方は到底大丈夫だと言えるような状況ではなかったけれど、最後の方は大丈夫かもしれないと思えるようになっていた。
周囲に頼れる人がいて、余裕はなくてもやるべきことをきちんと進められていたことが、実感としてもうまく回っていて大丈夫、と思えた要因だと思う。
(それでも不具合は出たけれども、、)
今回は人はPMに用意してもらったので、今後自分が用意できるかでまた変わってきそうではある。

長々書いたけれど、プロジェクト自体の振り返りではこんなに自分にフォーカスして書くこともないので、覚え書きとして残す。

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