Zoomでシームレスな場面転換は可能か?
例によって当日にならないと構成が決まらないという N 将棋教室からの依頼案件(笑)。もっとはやく企画に入り込んでおくべきだった・・と思っても、すでに放送時間が来ている。あとはぶっつけ本番である。
画面共有をキャプチャーしての YouTube 放送はすでに実績があるので問題ない。Zoom 特有の映像と音のずれ (音の方が遅いという業界の常識の逆をいく仕様)は致し方ないとして(本気出せばミリ秒単位で修正できますが)、映像と音声は 720p に限定されている今の YouTube Live においてはまずまずだろう。もちろん演者の機材の違いによる音質の違いはあるが、そこは視聴者に了承してもらうしかない。
今回の課題は、Zoom の Breakout Room はスムーズなのかどうか?とうことである。メイン Zoom の操作は私ではなかったため、自分自身では確認していなかった。これもやはり自分で事前に調査しておくべきだった。てっきり、ホストがボタン一つで全員を Breakout Room に入室させることができると思っていたが、そういう仕様ではなかった。(事前設定のモードを使えばできたかもしれないが、本番1時間前での最終打ち合わせでは確認できない)
メインルームにて4面の指導対局の画面共有(北尾先生)から、別に作成した Breakout Room に遷移するには、いったん、メインルームを退出し、Breakout Room に入出しなければならず、各ユーザーが自分でクリックして入退室しなければならない。この時点で人の動作依存があるのでシームレスにはならない。
今回は、どちらのルームも YouTube Live にて放送するため、空白のタイミングが生じたときに、調整作業を見せないように”準備中画面”を投影しなければならない。画面構成の調整も1分ぐらいはかかる。
GWのアベマの特別放送で、談話から対局になるために準備として1分ほど準備画面が流れていたのを覚えているだろうか?たぶん、アベマさんも、毎回表示画面が違う Zoom の仕様に頭を悩ませて、あの準備時間を入れたのだろうと思う。事前設定でできるのであればやっているはずだからだ。
これを分かりつつ、今回は1度だけ使ってみました。
それ以降は映像画面の小ささは勘弁していただき、メインルームのみで放送した。
何事も経験である。
まだ技術的に解決していない点については、今後のレトロゲームレビュー放送などで検証放送を続けていきます。
(@totheworld)
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