落語やってるのに、話が全然おもしろくない
「お兄ちゃんは落語やってるのに、全然話がおもしろくない。」
先日弟と飲んでいるときにこんなことを言われた。
弟よ。
お前は何もわかっていない。
違う。
違うのだよ。
お前の兄は、
話がおもしろくないから落語をやっているのだ。
話がおもしろい人は、たぶん落語やろうとは思わない。
確かに僕の話はおもしろくないだろう。
だがしかし。
これでもかなり改善したのだ。
落語をやる前の僕を知っている人からみれば、
今の僕はもはや別人である。
それくらい、落語をやる前の僕は話がおもしろくなかったのだ。
いや、むしろ話すことすらまともにできていなかったという自覚がある。
そういう意味では僕は、落語に救われた人間かもしれない。
弟よ。
そのことに気づかせてくれてありがとう。
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