日記20201124_最近のこと
最近はいろいろなことをやりすぎて、なにもできていない、という矛盾に陥っている。9月頃から新しい場所でインターンをしたり、後期からTAをやったり、イラレのオペレーションをやったり、研究の手伝いをやったり、さまざまだ。その結果、結局のところ、何をしていく?という問題が常につきまとっている。その答えはすでに頭の中にあるような気がしているのだが。
この生活の欠点は、頭の中がバラバラになることだ。昨日と今日でまるで違う頭の使い方をしている。継続的に深みへ潜り、何かを掴み取るといったような頭と体の使い方が難しい。pythonとc++を並行して書くようなことをしているとセミコロンがめちゃくちゃ落ちる。
共通していることはコンピュータ上のデータを扱っているということだ。だからずーっとパソコンをやっている。そうなのか?電子工作もやるが、やっぱり電気をずっとやっている。
かわいいcasioのキーボードをハードオフで買いました。100種類の音源が内蔵されていて、チープなんだけど特色のある音色が色々入っていて楽しい。少し前にしばらく続けていたTwitterでのインプロ、最近やめちゃったんだけどそのうち再開させたいな。いろいろなNew Gearも得たので…
結局アウトプットできるかどうかは環境できまってくるところが大きい。環境づくりは作品作りなので。そういう意味でいうと、楽器や、道具・技術をつくるというメタクリエイションと同じで、どういう環境をつくって行きたいかというのがどういうものができるのかに直結している。つくりかたをつくるということ。JohnZornのコブラとかはシステム設計によって成り立つ音楽だな。
音楽は鳴らされるものとしての側面と記述されるものとしての側面があるな、と考えている。音楽の本質は鳴らされている音ではなく、その根っこにある身体、物体、思想、そして記述の側にあるのではないか。楽譜として記述されている音楽、それを演奏者が解釈し、音を鳴らす。これはそのままサウンドプログラミング言語で書かれたプログラムをコンパイルして音を鳴らすことと同じしくみだ。
なんか、ものを作って売りたいというのをかねてより考えている。製品と作品の間のような・・・。優れたシステムはそれだけで作品と言える。明和電機のマスプロ芸術という考え方は作品と製品の関係性を考えるうえでとても役立つ。
こういうものが流れてきて、見た。Raspberry Piが使われている生成音楽デバイスのようなものだ。こういうジェネ系は、最終的な出音がどうなるかは音楽家のセンスに委ねられる。音楽家の新しい仕事として、こういうもののサウンドの監修だけでなく、拡張された作曲行為として、アルゴリズムなどの話まで広がっていくんじゃないか。音の記述としてのプログラミングは作曲の延長線上にある。
これはInfinityObjectsというビデオアートを物理的なものとして購入できるプラットフォームで、エキソニモやqubibiの作品も売られている。売り切れないうちに購入したい…
これはおそらくビデオファイルのループだが、かんたんなものであればShaderToyてきなかんじで映像をジェネレートし続けるものとかも出てきそうだ。コード・ポエトリーや、SuperColliderの数行のコードで音楽を表現する、ということとも相性がよさそう。
あとは・・・
音をデジタルで扱うということの解像度を高めたく、C++でサウンドプログラミングをやる本を買い、少しやってる。ここをスイスイ泳ぐことができるようになれば、ArduinoとかTeensyでオーディオがもう少し気軽にできそうだ。
それと並行してTeensyのAudio拡張ボートを買って試してみている。結構楽しいぞ。Daisyという音に特化したボードもあったが、海外からの輸送だったのでスイッチサイエンスですぐ手に入る方にした。
インターンの仕事では相変わらずRaspberryPiやopenFrameworksや電子回路をさわっている。なんだかんだ雰囲気でやってきた感があるので、なにかしようとするたびいろいろな勉強が必要になるが、そこそこにやっている。
あとそういえば、修士制作のアーカイブなど一段落し、各所へエントリーをした、メ芸とWiredのやつに出しそびれたのは痛手だった。これらが終わりようやく作品を改良していこうという気が起きてきたので、新たなパーツを買ったり設計をするなどした。展示を想定してある程度やっていかないと進まないな。いろいろと作りたいものはたくさんあるのでコンスタントに時間を取れるようにしたい。
前期は(4-9月)はほぼほぼ死に体であった・・・。後期からは相変わらず生活や精神に対してヒーヒーやっているが、なんとなく歩みは止めずに少しづつでも歩きつづけている感じがある。生きつつ、やっていきましょう
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