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改めて決心。これからも、これでいいやで選ばない。

ひとつ前の記事で最近導入したホットクックの私だけかもしれない萌えポイントについて書きました。その時に改めて思ったことがあります。

それは、改めて、これからも、「これでいいや。」で選ぶのはやめようということ。

実はこの手の調理家電を購入するのは2度目です。1度目に購入したのは別の会社の物で、結婚して以前より調理が負担に感じ始めたタイミングでやはりすがる思いで購入しました。しかし結果的にはあまり使わずに手放してしまいました。

その理由とは、意外と細かいパーツを洗う手間があり面倒だったという点もありますが、ずばり、「見た目が好きになれなかった。」ことでした。

言葉を選ばずに言うと「寸胴小太りUFO」みたいな形がどうも好きになれなかったのです 笑 (悪口やん!ほんとごめんなさい。でもこの表現がぴったりすぎる。)
機能としては過不足なかったと思いますが、やはりキッチンは毎日使う場所で意識してるしてない関わらず、何となく毎日見ている物が実は気に入っていないということは、少しずつ気持ちを削いでしまうことに繋がっていた気がします。

そんな苦い思い出があったのでもうこの手の家電には手を出さない。と数年思っていましたが、また色々と家事へのもやもやがまとまらなくなり始めたタイミングで、今度は見た目も気に入る物を見つけたため思い切って導入。
結果、機能にも不満もないしやはりキッチンに出した時に違和感なく見た目を受け入れられる、というよりむしろ気分が上がるというのは、ちょっと気合いを入れないと腰が上がらない作り置きの時間にスタイリッシュなアシスタントが加わってくれたようで、あっさりと家事のモチベーションを上げてくれたのでした。

そして時期を同じくして買い替えを決めた物がもう1つ。それは体重計です。ちょうど電池切れが近かったのか壊れてしまったのか、ある日体重計に乗ったら100kgオーバーという計測結果が出ました。実際の倍以上です 笑

新しい電池に替えてみようか?とも一瞬思いましたが、いや…すぐにその行動に移せない重々しさがありました。

その理由とは…

何となくで選んでしまっていた体重計

やはりこちらも、見た目が好きになれていませんでした。真ん中にドカーンと「取扱説明書」という文字!!何故当時これを選んだのでしょう 笑 体重計にそこまでお金をかけるのもなぁと、値段重視で選んだ気もします。
だんだん体重が昔ほど変動が激しくもなくなってきていたので、乗る回数も減ったためそこまで気にしていませんでしたが、今一度体重計に乗る習慣を!と思い立った時これを見ると、何とももやっとした気分になったのです。ちょうど良いタイミングだったので、今度はきちんと選んで購入しました。

数年前に家を新築した際、これからはお気に入りに囲まれて暮らしたい!そんなモチベーションが高まり、家具だったり器だったり、これからこの家に入ってくる物たちはお気に入りを!そう思ったはずでしたが、つい気を抜くと「とりあえず」で物選びをしてしまう時があり、結果としてやはり手放してしまう。

そして何より、毎日何となく目にしている物が実は気に入っていない事の無言の生活への影響が、実は思っていた以上に影を落としている、そんなことに何となく気がつき始めた今、改めて、物選びも真剣にしようと思い直しました。

安達茉莉子さんの私の生活改善運動という本には、自分の暮らしに真摯に向き合う記録が時に生々しく綴られており、大変影響を受けました。その本の帯にも書かれているのです。
「これでいいや」で選ばないこと。
「実は好きじゃない」を放置しないこと。

この言葉には、今までだいたいこんな感じで過ごしてしまっていた長年の時間のことを悔いる気持ちやら、でも今この意識を取り入れられたのだから、この先はきっと!という新しい気持ちになれたり。早速ボールペン1本買う時にも時間をかけて選んだり、これからの生活、というより人生全体に取り入れたいエッセンスでした。(過去これについて語った記事はこちら)

何となく色々変えたいような、暮らしにもっと真剣に向き合ってみたい。というか、自分を大事にしてあげたい。という気持ちになった時、1ページずつ大事に読んでみてもらいたい本です。

ペン1本でも真剣に選んだら、物を書く度にその時の自信がちょっとだけ背中を押してくれる気がするのです。

何かしっくりきていない物は、ありますか?


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