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『結婚』は、ご自由にどうぞ

先日、後輩の女の子が言った。

「結婚ってした方がいいんですかね?」

そこで、私は突き放した回答をした。

「結婚したければすればいいと思うよ~」

どうやら彼女は、「結婚」=しなければいけない事と思っているようだ。

「○○(私の名前)さんは、結婚してよかったと思う事ありますか」みたいな事を時々、聞かれる。それは‥‥‥‥

自分の知らない世界を知れたことだ。

私の場合は、ホルモンの美味しさを知った。

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すいません。そんな程度です‥‥‥‥。

恥ずかしい話ながら、3年ほど前に、はじめてホルモンを食べた。元々、焼肉もそこまで好きではなかったので、ホルモン=ゲテモノというイメージが強かった。よくあんなもの食べれるな‥‥‥‥と思っていた。→ホルモン好きの皆さん、誤解していてごめんなさい。


ホルモンの食べ方については、妻の叔父(義父の弟)さんが教えてくれた。

「ホルモンはね、数回噛んだら飲み込んで」

早速実践してみた。

タレに浸かった油が喉を通っていく。「身体に悪いもの入れたな」という背徳感を忘れるぐらい、美味しい。こんな美味しい食べ物が、日本にあったのか‥‥

お酒は、体質的に強くない私。ホルモンとお酒が合うとはこの事か。お酒が飲める人が羨ましい。

そう、『結婚』を通じて、ホルモンの美味しさを知ってしまった。程度の差はあれど、自分が知らなかった世界を知れた事は大きい。

だからといって、『結婚』=しなければいけない事って思わないでほしい。結婚したからといって、人間的に立派になるかは、また別の話なので。結婚した人が、未婚の人に対して、マウントをとっているのを見ると、見苦しい。

「この人だったら一緒にいたい!」と思える人がいれば、結婚すればいい。

「一人の方が気楽で幸せ」なら、独身を貫くのも良し。つまり‥‥‥‥‥‥

『結婚』について、もっと気楽に考えればいいと思う。重く考えすぎている。

評論家の福田恆存(つねあり)は、『私の幸福論』という作品の中で、結婚について、こう語っている。

結婚とは、二人の※男女が、今後何年、おたがいにおたがいの理解しえなかったものを、発見しなかったものを発見しあっていきましょうということではありますまいか。

※男女‥‥ここの箇所は、現代では性別関係なく、「パートナー」と置き換えていいと思います。

くれぐれも、「結婚は、人生の墓場」ではない事だけ覚えといてください。

『結婚』は、ご自由にどうぞ。






















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