夏の送り火 歌詞

作詞:中山小町

夏の送り火はまだ遠く
冷めぬ気配に
あの日の想いを重ね合わせ
君を探してる

ざわめく人の流れ
静かに揺らぐ声で
「いつかまたね」と
届きはしない面影に
赤々と焼き付けた蜃気楼

柔らかく溶け出した
記憶の針が今
優しく僕の胸を刺す
何度も
変われはしない夜の街

「触らせてくれないか?」
見つめて抱き締めて
優しく僕を包み込む
身体は煙と灰に燻されて
交わせない言葉で
送り火の空
飾って消えた

夏の送り火はまだ暑く
冷めぬ気配に
暮らしの瞬き重ね合わせ
取り残されてる

叶わぬその呼吸で
瞳は離さないで
「忘れないでくれよ」
届きはしない面影に
キラキラと焼き付いたまま
踊って消えた

柔らかく溶け出した
記憶の針が今
優しく僕の胸を刺す
何度も
変われはしない夜の街

「触らせてくれないか?」
見つめて抱き締めて
優しく僕を包み込む
身体は煙と灰に燻されて
交わせない言葉で
送り火の空
飾って消えた


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