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オタクのアニメ鑑賞録Vol.212「ひぐらしのなく頃に」

①面白かった度:★★★
②見た話数:26話/26話
③好きな曲:ひぐらしのなく頃に
④コメント:

 「ひぐらしのなく頃に」は以前実写版を見たことがあり、なんとなくダークな作品というイメージを持っていたが、アニメ版を視聴してみて分かったことは、そんな表現じゃ全く生ぬるいということだった。

 例えば、このセリフ。

「あんたがいつくたばるか見ててやるよ。でも、そうするとあんたを拷問する楽しみがなくなるよねぇ・・・よし、決めた。会場を移そうか。楽しい楽しい地下の拷問部屋にねぇ。」

 ちなみに、これ映画「SAW」に出てくるセリフじゃなくて、本作品の女子中学生が同級生を殺そうとしている時に言ったセリフです。

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 グロイ表現があまりに多いものだから年齢制限がかかってるかと思って調べてみたら、かかってなかった(PC版はかかってたけど)。

 物語の舞台である雛見沢村という岐阜県をモデルにした田舎で仲の良い中学生5人組が楽しい学校生活をエンジョイしていると思ったら、いつの間にかそのうちの一人が正気を失い始めてジェイソン化。雛見沢村が一気に八つ墓村化するというのが定番のシナリオ。

 ここで定番と書いたのは、アニメ26話のうち4~5話の小編が6個ぐらいで全体が構成されており、それぞれで異なるストーリーが展開されているから。主人公が雛見沢村にやってきてからの出来事を、異なる登場人物視点で小編として構成しているイメージ。

 作中のキャラに園崎魅音(そのざきみおん)と詩音(しおん)という双子がいるのだが、魅音かと思って見ていたら実は詩音で魅音は牢屋に幽閉されており、周囲の登場人物もその入れ替わりに気付いていないとか地味に寒気がした。

 雛見沢に代々言い伝えられた「オヤシロさま」という祟りはあるものの、幽霊的なコワさはあまり感じないが、人間の闇が所々顔を出してグロい描写もあるものだから夜に見るのを控えようと思った。おそらく、最近のアニメ作品でここまでバイオレンス方面に振り切れているものはないのではないだろうか。

 ここまで散々描写がこわいと書いてきたが、ストーリーもかなりきちんと作り込まれており作品に深みを持たせている。雛見沢の「オヤシロさま」の祟りが最初は、

①超自然的な力によるもの

      ↓

②いや、実はこれ人間がやってるんだよ

      ↓

③調べてみたら誰もやってないみたい

      ↓

④は?

 みたいなのもゾクゾクする。登場人物にかなり作り込んだ設定を持たせているし、「オヤシロさま」の祟りもまだ解明されておらず、シーズン1では全体像が分からないところも多くてモヤモヤ。


ってなわけで、これから2期も見ます。


アデュー。


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