20230725勉強記録_予備憲法H29_財産権の判例

 今日は予備試験の過去問を2つ。

 商法H27。
 憲法H29。

 ただ、どちらも時間がなかったので、眺めるくらいの勉強になった。
 それでも判例だけはしっかり勉強しようと思ったので、憲法の判例3つをしっかり読み込んだ。

 H29年の憲法は、財産権がメインの話だった。
 前日書いた損失補償とも絡む部分がある。やはり行政法と憲法は行ったり来たりするのが良い勉強になる気がする。

【憲法H29_簡単な事案説明】
 甲:原告。農家。
 A県知事:被告。

起:A県「農産物Xをブランドとして売り出していくためには、出荷量を調整しないといけないな。天候が良いとたくさん生産できるけど、数が多すぎたら価値が下がる。よし、条例で数を調整するように農家に働きかけよう」
承:甲「農産物Xをたくさん売るためにめっちゃ頑張ったぞ。天気は関係なくいつも同じくらいの数が作れるし、契約してる人と定額で売る計画したから、安泰だ」
転:A県知事「今年は農産物Xがたくさん生産されてるなあ。ブランド価値を落とさないように、みんなに一定割合を捨ててもらおう。捨ててくれないなら勝手にこっちで捨てよう」
結:甲「命令に従わなかったら、勝手に農産物Xの1/3が廃棄されてしまった⋯⋯訴えてやる!」

【判例について】
 この問題に関連する判例として、下記3つを勉強した。

・河川付近地制限令事件(昭43.11.27)
・森林法違憲判決(昭62.4.22)
・証券取引法164条1項の合憲性(平14.2.13)

 森林法違憲判決と河川付近地制限令事件はマストだと思うが、証券取引法の判例はほぼ初めて見た。証券取引法の判例も百選にあるやんけ……勉強不足って感じ。

 他にも財産権に関連する判例は色々あるので、判例100選にあるものは押さえておいた方がいいかもしれない。

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