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開発エンジニアの業務PCとしてMacを導入しました!

どうも!コクヨ株式会社 ビジネスサプライ事業本部 VPoE のこたにんです。

タイトル通りなのですが、開発エンジニアの業務PCとしてMacを導入しました!
今の社内としては、入社時に貸与されるPCはWindowsノートPCなのですが、そこにMacbookの選択肢を増やしました。
この選択肢を作る理由は「内製開発エンジニア拡大のため」なのですが、そこにつながる理由などを簡単にまとめます。
これから社内で開発エンジニアを拡大したい、Mac導入したいと考えている方、ぜひご覧ください!
個人の所感も多くなりますので、あらかじめご了承ください。



開発エンジニアにとってのMac

開発エンジニアにとって業務PCとしてMacを使う理由はなんでしょう。
大きな理由の一つとしては「慣れ親しんでいるマシンで開発したい」というのがあると思っています。

Windowsを長く使っていてWindowsに慣れていればWindowsでいいですし、Macに慣れていればMacの方がいいかと思っています。
そもそもWindowsに慣れるのかMacに慣れるのかというのは、これまでの自身の開発経験や環境に左右されるものです。
学校や職場で使っていたのがWindowsだったのか、はじめて自分で買ったPCがMacだったのか。
もう少し踏み込んで考えると、業務で作るシステムがデプロイされる環境がWindowsサーバかUnix系かに合わせて、手元の環境を選択するという考え方もあるかもしれません。
様々な経緯や考え方があれど、WindowsでもMacでも、慣れ親しんでいる方を選びたいという思いがあるかと思います。
慣れている方が作業効率が高かったり、トラブルシューティングが早かったりしますからね。

なので、「開発エンジニアはMacでなければいけない」というより、「開発エンジニアはWindowsとMacどちらを使うか選べるようにしたい」ということです。


採用面でのMac

開発エンジニアの採用をする側面でも、Macという選択肢があることはメリットになります。

先ほどの「慣れ親しんでいるマシンで開発したい」というところで、端末の選択肢がある方が、自身の作業環境を整えやすいですからね。
マシンの選択肢があることがアドバンテージになるわけではありませんが、選択肢がないことがビハインドにはなり得ます。
「デプロイ環境がWindowsサーバなのでマシンもWindowsにしている」のような明確な理由でマシンが決まっている場合もありますが。
そうでない限り、端末を自由に選べる方が環境の自由度の高さを伺えるので良いですね。


コスト面でのMac

一方、コスト面を見ると、Macは割高になってしまいます。
具体的な金額などはレンタル方法にもよりますが、端末あたりの単価で言うとWindowsノートPCに比べてMacは高くなる傾向にあります。
そのため、どれくらいの人数に対してMacの選択肢を与えるかで、コストが大きく変わります。
コスト面は社内での調整が必要になってくるでしょう。


Mac導入で気にしたいこと

作業マシンとしてMacを導入する上で、気にするべきこともあります。

社内でのMac導入事例があるか

多くの企業では、「社内IT部門」「情報システム部門」などのような、IT・ハードウェア資産の管理を担っている部署があるでしょう。
その部門で、Macを導入した事例があるのかどうかがひとつの障壁になってきます。
過去導入事例があれば、そのときと同様に購入からキッティングまで進めることはできそうです。
が、過去に事例がない場合は、レンタル会社の選定からキッティング作業の確立まで、より多くの検討事項が生まれます。
なので、まず導入するにあたっては、社内の担当部署との調整などが必要になってくるでしょう。

既存の社内システムがMacでも利用可能か

企業には、多くの社内システムが存在します。
勤怠管理、経費精算、稟議、人事評価、業務ガイドライン、VPN、などなど。。
それらの各種システムが、Mac環境でも利用可能であるかの確認が必要になります。
Internet Explorer必須のアプリケーションや、Windowsアプリケーションなどがある場合は、それらをMacで利用可能にするのか、もしくはそれらのアプリケーションを使うためだけにWindows端末を2台持ちせざるを得なくなるのか。
業務PCは1台であるに越したことはないので、ここが大きなチェックポイントのひとつになりそうです。

社内のナレッジがMacにも対応しているか

社内のナレッジのMac対応というのも確認が必要になります。
開発環境構築手順書がWindowsベースになっていたり、共有フォルダのパスがWindowsパスだったり、いけてるお手製Windowsバッチがあったり。
そういったナレッジをMacにも対応して反映していくといった作業も必要になってきます。


今のコクヨのMac導入状況

私が把握できる範囲で、現在のコクヨでの状況としては以下のような感じです。

  • 社内での導入事例はある

    • CADや3Dレンダリングなどを業務で行っている部署で導入していたようす

  • 入社時はWindowsの貸与

    • 今の時点では選択肢にMacはない

  • 既存の社内システムがMacでも利用可能かは不明

    • ナレッジがなく不明、入社時Windowsなのでおそらく今時点での1台持ちは不可能

ネックになるのは「既存の社内システムがMacでも利用可能か」という点なので、とりあえずMacbookを1台準備していただきました!

早速手元に届いたMacbook Pro M3

社内での過去の導入事例がありとても助かりました。
また社内調整や作業を進めていただく方々がめちゃくちゃスピーディーで、あっという間に手元にMacが届きました。

ここから、各種社内システムが使えるかどうか、使えない場合は解決方法があるかの検証を進める段階です。一部動作しないシステムがあることがわかり解決が必要そうで、それまでは2台持ちになっちゃうかもしれませんが、ひとまず業務PCとしてMacが利用可能になった状態です!
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