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乃木坂46 34thシングル選抜への考察

2023/11/06、乃木坂46の34thシングルの選抜メンバーが発表されました。数日後、早くも曲名が「Monopoly」であることも発表されましたね。

センターを務めるのは遠藤さくらさんと賀喜遥香さんの2人です。

しかもその両脇を固めるのは、センターや最前列の経験を多くもつ久保史緒里さんと山下美月さんです。もはやWではなくQuadセンターと言っても良いくらいに安定感のある布陣ですね。これは大いに期待できます。

僕のnoteの恒例に則り、選抜メンバーの考察や見解をアウトプットしていきましょう。


前提

まずは33rdシングル「おひとりさま天国」に照らし合わせて状況を整理しておきます。

この曲の選抜メンバーは20人で編成されていました。そして34thシングルも20人で編成されています。

ちなみに、前々作32ndシングル「人は夢を二度見る」の選抜メンバーも20人で編成されていました。3作連続で同じ人数となると、どうやら選抜枠の数は固定化されつつあるように思います。

次に、選抜に新しく生じた枠について整理しておきます。

2023/10/31、4期生の金川紗耶さんが休養のために活動休止することが発表されました。

金川紗耶さんは30thシングル「好きというのはロックだぜ!」から選抜の常連になっていました。しかし、休養期間に入ったことで選抜に別のメンバーが加わる枠が生じたことになります。

ひとまず金川紗耶さんは何よりも体調の回復を優先し、また元気な姿で戻ってきてほしいですね。

さて、34thシングルに新しく生じた枠はこの1つだけです。しかし、今回の選抜では新しく選抜に加わったメンバーが3人います。どういうことなのか、これから詳しく考えていきましょう。


選抜起用が継続しているメンバー

まず最初に考えておきたいのは、継続して選抜に起用されているメンバーについてです。

前作「おひとりさま天国」で新しく選抜に起用されたのは5期生の池田瑛紗さんと3期生の中村麗乃さん・伊藤理々杏さんです。伊藤理々杏さんは久しぶりの選抜起用でした。

しかし、この3人のなかで選抜への起用が継続しているのは池田瑛紗さんのみです。残念ながら中村麗乃さんと伊藤理々杏さんは選抜入りを逃してしまいました。

池田瑛紗さんが選抜に起用され続けることは、誰もが容易に想像できたと思います。僕の前回の考察記事でも予想した通りでした。

池田瑛紗さんは、選抜に起用されるようになってから益々目覚ましい活躍ぶりを見せています。

絵を描くのが得意であることや東京藝術大学の現役学生であることを発信して、彼女の特技や個性を活かせるような仕事を獲得していますね。

進学先を公表したブログを読む限り、そのような意図はなかったでしょう。とはいえ、自らの情報発信によって自らに適した仕事を獲得するとは、見事な営業活動です。

しかも、前回の考察記事でも注目した池田瑛紗さんのブログ更新頻度は依然として高い水準を保持しています。これは彼女の立派な功績であり、選抜メンバーにふさわしい仕事ぶりです。

ブログは「乃木坂46メッセージ」と違い、無料で誰にでも公開されています。その性質により、乃木坂46や池田瑛紗さん個人の新規のファンを獲得する手段になり得るものです。

本来であれば、全メンバーがブログの更新頻度を上げて新規のファンを獲得することに力を注ぐべきだと思います。

しかし、特に選抜入りが継続しているメンバーは、恐らくはその多忙さ故にブログの更新頻度が下がりがちなのが現状です。

それに加えてブログよりも手軽に発信が出来る「乃木坂46メッセージ」の存在もまた、乃木坂46全メンバーのブログ更新頻度を下げる一因になっていると考えられます。

このようなブログの更新頻度が下がっても致し方ないような環境になっている前提を踏まえると、池田瑛紗さんの習慣的なブログ更新は本当に素晴らしいですね。

ただでさえ彼女は学業と乃木坂46の活動に同時並行で取り組んでいます。それに加えて個人の仕事にも恵まれており、多忙な日々を過ごしていることは想像に難くありません。

それにも関わらず、彼女はこまめにブログを更新し続けています。

数日間ブログを更新しない日があったかと思えば、時には連日で更新することもあります。程よい間隔の更新は、絶妙な加減のファンサービスだと思います。

本人にとっては、ブログのような長文の発信が好きなだけかもしれません。それでも、多くの人に自分の情報を発信し続けて乃木坂46の新規ファン獲得に寄与しています。これは選抜メンバーとしてあるべき姿だと思います。

最若手の5期生で、個人の仕事を拡充し続けていて、新規のファン獲得に協力している。いやはや、乃木坂46の運営陣にとって池田瑛紗さんは実に理想的な存在なのではないでしょうか。

池田瑛紗さんは選抜の常連になるべくしてなった人材と捉えて良いでしょう。彼女がこれ以降の選抜にも起用され続ける確率はかなり高いと思います。


選抜に新しく加入したメンバー

前作に照らし合わせて新しく選抜に加入したのは5期生の冨里奈央さん、4期生の黒見明香さん、3期生の向井葉月さんです。

ちなみに、3人とも選抜加入は初めてであり、33rdシングル「おひとりさま天国」まではアンダーメンバーとして活躍していました。

兎にも角にも、彼女達の選抜起用を祝福したいと思います。

冨里奈央さんについて僕が何より印象に残っているのは、彼女が初めて「のぎおび」に出演した時のことです。果たして本当にそれが初めての出演なのか疑わしいほど表情豊かに振る舞い、彼女特有の可愛らしい笑顔を見せていました。

また、冨里奈央さんのお芝居も強く印象に残っています。

5期生はドラマ「古書堂ものがたり」に出演しています。5期生全員が初出演する作品であるが故に、僕はこの作品を観るまで5期生がお芝居をしている様子をあまり想像できていませんでした。

少し無理やりな構成の物語でしたが、5期生は慣れない中でも精一杯のお芝居を披露しており、その初々しさがなかなかどうして悪くない作品だったと思います。

冨里奈央さんはこの作品の中で謎多き転校生を演じていました。

その役が妙に合っていて、想像以上に的確で自然なお芝居でした。彼女がそのようなお芝居を披露するとは思っていなかっただけに、反動で強く興味をそそられたことを覚えています。

もしかしたらお芝居の分野にも進出できる可能性を秘めているのかもしれないと思うと、今後の成長がまた一段と楽しみです。

次に、黒見明香さんと向井葉月さんの2人は野球が好きであることをきっかけにして活躍の場を徐々に広げています。2人とも乃木坂野球部の一員で、野球関連の番組に出演したりプロ野球の始球式に参加したりしています。

野球が好きなメンバーで編成されたユニット曲「Never say never」に参加していたことも記憶に新しいですね。

活躍の機会が増えてきたこの勢いを衰えさせないよう、色々な情報を発信して他の分野にも積極的に進出していってほしいと思います。

さて、ここからは冨里奈央さん、黒見明香さん、向井葉月さんの中で誰が金川紗耶さんの休養によって生じた枠に入ったのかということを考えてみます。

金川紗耶さんが選抜に起用され続けてきたということを考慮すると、その枠を射止めたメンバーはその後のシングルでも選抜に起用され続ける可能性が高いと思います。

僕は、そのメンバーは冨里奈央さんではないかと考えています。どういうことなのか、詳しく述べていきましょう。

詳細は次章で述べますが、選抜枠の中にはアンダーメンバーが入れ替わりで起用される枠が設けられているという説があります。これについては、かねてから選抜考察記事でも取り上げてきました。

今回の選抜発表を受けて、この説の信憑性はさらに高くなりました。最近の選抜の様子を見る限り、それは恐らく2枠です。以降、これをアンダー入れ替わり枠と称します。

このように考えると、今回の選抜にはアンダー入れ替わり枠が2つ、金川紗耶さんと入れ替わる1枠、合計3枠が新しいメンバーを起用する枠として設けられたと考えられます。新しく選抜に加入した人数と同数ですね。

さて、冨里奈央さん・黒見明香さん・向井葉月さんのうち、アンダー入れ替わり枠に該当しているのは誰と誰でしょうか。

僕は黒見明香さんと向井葉月さんだと考えています。

そしてこの見解から消去法的に考えれば、冨里奈央さんが金川紗耶さんと入れ替わる1枠に該当しているということになります。

では、なぜ複数人いるアンダーメンバーの中で冨里奈央さんがそれを射止めることが出来たのでしょうか。

僕が思うに、乃木坂46の運営陣の立場になって段階的に検討すれば、自ずと冨里奈央さんを選出することになります。

まず、アンダーメンバーから選抜の常連になり得るメンバーを選ぶ時、どのような基準が設けられて然るべきなのかを考えてみます。

僕が乃木坂46の運営陣だったら、若手であることを重要な検討材料にします。

若手であればあるほど、乃木坂46に在籍し続ける可能性は高くなります。同じ時間をかけて育成するなら若手を対象にした方がより長期的な効果を見込めることは否定できません。冷徹な考え方ですが、これは運営者に必要な視点だと思います。

この理論に則れば、最有力候補は現在の最若手である5期生となります。

前作でアンダーメンバーを務めた5期生は小川彩さん、奥田いろはさん、冨里奈央さん、中西アルノさんです。この中で選抜の常連にすべきメンバーは誰でしょうか。

僕が乃木坂46の運営陣だったら、冨里奈央さんを選びます。

その決定的な要素として、5期生楽曲でセンターを務めた経験があることが挙げられます。

これまで5期生が選抜に起用されてきた様子を見ると、どうやら5期生楽曲でセンターを務めたメンバーは選抜に起用されやすいということが考えられます。

現在までに発表されてきた5期生楽曲は合計で5曲です。

5期生は32ndシングル「人は夢を二度見る」から本格的に選抜に起用され始めました。この楽曲が発表されるまでに5期生楽曲は「絶望の一秒前」と「バンドエイド剥がすような別れ方」と「17分間」の3曲が発表されています。

これらの楽曲でセンターを務めたのは井上和さん、菅原咲月さん、川﨑桜さんです。3人とも32ndシングル「人は夢を二度見る」から選抜に起用され続けていますね。

そして、32ndシングル「人は夢を二度見る」に収録されている5期生楽曲「心にもないこと」でセンターを務めたのは池田瑛紗さんです。彼女は次に発売された33rdシングル「おひとりさま天国」で選抜に起用されました。

そして、33rdシングル「おひとりさま天国」に収録されている5期生楽曲「考えないようにする」でセンターを務めたのは誰かというと、冨里奈央さんです。彼女は34thシングル「Monopoly」で選抜に起用されました。

このような事例を踏まえると、やはり5期生楽曲でセンターを務めたメンバーは選抜に起用されやすいということが言えそうです。

以上のことから、冨里奈央さんこそが金川紗耶さんと入れ替わる1枠を獲得したのだと僕は考えています。

ちなみに、金川紗耶さんが休業を発表したブログを読むと、休業は真夏の全国ツアー2023中に決定したように読み取れます。

そして33rdシングル「おひとりさま天国」や「考えないようにする」は、真夏の全国ツアー2023の東京公演前に発表されました。

このような事実から連想すれば、冨里奈央さんが「考えないようにする」のセンターを務めたことは、34thシングル「Monopoly」で選抜に起用することを見越した計画的な人選だったようにも思えてきますね。

さて、5期生楽曲でセンターを務めたメンバーは選抜に起用されやすいという仮定が正しければ、他にも注目すべきメンバーがいることが分かります。

五百城茉央さんと一ノ瀬美空さんの2人ですね。彼女達は5期生楽曲でセンターの経験がないまま3作連続で選抜に起用され続けています。

この事実は、もしかしたら彼女達が近い将来5期生楽曲でセンターを務めることを暗示しているのかもしれません。選抜に起用され続けてきたことで、そのような人選があっても違和感がありませんね。

また、その他に考慮すべきこととして金川紗耶さんの復帰があります。彼女が乃木坂46の活動に復帰した時、選抜にどのような影響があるのか考えておきましょう。

冨里奈央さんが金川紗耶さんと入れ替わって選抜へ起用されていたのであれば、念頭に置いておきたい事項が4つあります。

第一に、金川紗耶さんが復帰して選抜入りしたら、逆に冨里奈央さんは選抜入りを逃してしまうのでしょうか。

第二に、選抜枠が増設されて金川紗耶さんと冨里奈央さんが同時に選抜へ起用されるのでしょうか。

第三に、選抜枠の数はそのままで、別の選抜常連メンバーの卒業・休業・選抜落ちが発表されて選抜枠に空きが生じ、やはり金川紗耶さんと冨里奈央さんが同時に選抜へ起用されるのでしょうか。

第四に、もしかしたら金川紗耶さんはアンダーメンバーとして復帰し、冨里奈央さんが選抜へ起用され続けるのでしょうか。

金川紗耶さんが選抜の常連だったため、第四の事項は現実的ではないかもしれません。彼女が復帰するならば選抜としてではないでしょうか。もちろん本人の希望等、絶対に配慮しなければならない事情があれば話は別です。

ちなみに僕の希望は第二事項が現実化することです。

いずれにせよ、金川紗耶さんが乃木坂46の活動に復帰した時、大きな変化が訪れるかもしれません。そういう意味でも彼女の復帰は楽しみですね。何より、彼女が元気に歌い踊る姿を早くまた観たいです。


アンダーメンバーの入れ替わり

前章やこれまでの選抜考察記事で述べてきた通り、選抜にはアンダー入れ替わり枠があると考えられます。

特に31stシングル「ここにはないもの」から顕著ですが、主にアンダーとして活躍していたメンバーが選抜に入れ替わりで2名ずつ起用されていることが見て取れます。故に、アンダー入れ替わり枠は2枠だと言えます。

実例を見てみましょう。入れ替わっているが故に、彼女達には連続して選抜に起用されていないという要素が共通しています。

さて、黒見明香さんと向井葉月さんがアンダー入れ替わり枠に該当していた場合、残念ながら次のシングルでは選抜に残留できないことが既に決定していると言えます。

いやはや、辛辣な考察なので毎回述べるのが辛い。

なお、僕は彼女達に選抜から外れてほしいと考えているわけではありません。あくまで事実から読み取れる考察を述べています。

いずれにせよ黒見明香さんと向井葉月さんには、34thシングル「Monopoly」の活動期間中により多くのファンを獲得できるよう頑張ってほしいと思います。

特に向井葉月さんは、乃木坂46へ加入して8年目でようやく獲得した選抜です。一切の悔いを残さないよう、精一杯活動してほしいです。

さて、入れ替わるということは、次のシングルではまた別のアンダーメンバーが選抜に起用されるということです。

最近のアンダー入れ替わり枠は、5期生以外の選抜未経験メンバーを主に起用しているように思えます。

34thシングルの時点でそのような条件に該当しているメンバーは矢久保美緒さんと吉田綾乃クリスティーさんです。この仮定が正しければ、次のシングルでは彼女達がアンダー入れ替わり枠で選抜に起用される可能性があるかもしれません。

もしくは入れ替わりがある程度一周したと考え、再度選抜に起用されるメンバーが出てくるなんてことも考えられます。その場合、佐藤楓さんや阪口珠美さんや林瑠奈さんが選抜に起用される可能性が高いように思います。

あるいは、5期生の選抜未経験者にもアンダー入れ替わり枠への起用が始まるかもしれません。


まとめ

この記事は2023/11/11(土)に書き終えました。

本来は前提の章に書くべきことだったのかもしれませんが、最近の乃木坂46は新曲発表と同時期に誰かの卒業が発表されがちでした。

しかし、現時点で卒業を発表したメンバーはいません。選抜発表から数日経過してもそのような発表がないのであれば、少なくとも今回のシングルの活動期間を以って卒業するメンバーはいないと考えて良さそうです。

このような安心感のある新曲発表はなんだか久しぶりだったように思います。

選抜発表は毎回楽しみです。しかし、同時に誰かが卒業を発表するのではないかという不安もついて回ってきていました。

卒業は決して忌避することではないと理解しているものの、毎回の選抜発表はまるで綱渡りをしているような心持ちにもなります。

5期生が全員揃ったことですし、34thシングル「Monopoly」はただただ楽しみながら乃木坂46の活動に目を向けていて良さそうです。

これから2023/12/06(水)のCD発売に向けて、表題曲やカップリング曲のMVが公開されていくことでしょう。どんな楽曲が発表されるのか楽しみですね。

そして、僕がとにかく希望してやまないのは掛橋沙耶香さんの復帰です。11月20日は彼女の誕生日であり、強引な発想ではあるものの何か発表があっても良いように思います。僕は彼女の帰りを待っています。

以上、「乃木坂46 34thシングル選抜への考察」でした!!

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