空海と真言宗
日本各地特に温泉地などに空海がやってきた伝承が残されています。
当時交通も発達していない時代で、空海もいろいろやることがある中で、日本各地を行脚できるはずもなく、でも各地は空海がやって来たと信じて伝承が受け継がれています。
空海といえば高野山と真言宗。
鎮護国家思想のもと密教がもてはやされ、天台宗と真言宗が台密と東密(真言宗は高野山以外に東寺も拠点だったので)として双璧をなしましたが、天台宗が比叡山や園城寺などで政体側でいたのに対して真言宗はもっと裏というような印象と新義真言もあって庶民的な感じもあります。
真言宗には國體ファンドの香りを感じます。
それは新義真言宗と真言律宗があるからです。
新義真言宗は民衆が力を付けていく時代に広がり、真言律宗は護良親王の西大寺や極楽寺・安楽寺に関係します。
いろいろな匂いがあるので、今回は空海と真言宗について書いていきます。
今回書く内容はこの場限りであり、書籍などにすることはありません。
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