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国連職員から映像クリエイターへ!ー石田裕一さん

みなさんこんにちは!国際協力サロンです。今回のゲストはUNDP東ティモール事務所に約8年間勤務され、現在はフリーの映像クリエイターとしてご活躍されている石田裕一さんです!

プロフィール写真

石田裕一(映像クリエイター)
1982年大分生まれ。国士舘大学体育学部卒業。英国・イーストアングリア大学で教育開発学修士号取得。青年海外協力隊でアフリカのガーナへ。外資系石油関連専門商社勤務を得て、国連機関のUNDP東ティモール事務所へで国連ボランティアで2年勤務し、その後同事務所の空席公募で受かり約6年正職員として勤務。国家警察能力向上事業、選挙支援事業に携わり、その後広報部へ。国連で働きながら映像の技術を磨き、UNDP・UNESCO・UNICEF・WHO・政府・NGO等幅広く映像で貢献。今年2月で国連を退職し、映像クリエイターへ。▶︎Twitter 

今回は、これまでのキャリアや国連の仕事で心がけたことを中心にお話いただきました。協力隊、民間企業、国連とキャリアを積み重ねてこられた石田さん。人生の決断のとき、大切にしている3つのこととは...?

目次
・これが僕の開発のはじまり
・「映像作ってみない?」
・大切にしている3つのこと
・ほんのちょっとを大切に。

「これがぼくの開発のはじまり」

大学時代の石田さんは常にバスケットボールのことを考えていたそうで、開発をやりたいという気持ちも当時は全くなかったとか。そんな大学生活に突如、事件が発生しました。

失恋。

もっと男らしくなりたい、自分を変えたい、と決意した石田さんはアジアを中心に約2、30ヵ国をまわる旅を始めました。人生の移動距離と思考の深さは比例すると言われるように、物事の見方を旅から教わったと当時を振り返ります。

そして旅をするなかで目の当たりにした、カンボジアの子どもたちの姿や、自分の知らない世界の数々をきっかけに、もっと世界を知りたいと感じるようになり、石田さんの開発への道が始まりました。

「映像作ってみない?」

日本へ帰国した石田さんは、大学卒業後、2年間青年海外協力隊でガーナへ派遣され、現地でバスケットボールの指導を行いました。協力隊派遣後は民間企業で働き、その後英国大学院への進学。卒業後、国連ボランティアとしてUNDP東ティモール事務所への勤務がスタートしました。さらに2年後、晴れてUNDP東ティモール事務所の正職員となり、警察能力向上事業・選挙支援事業・広報部など様々な事業に従事してこられました。

そして、正職員として働く中で、他にはない特技を身に付けたいと感じていた時、友人のNGOのために作った映像が上司の目にとまったことをきっかけに、国連での映像制作がスタートしました。それまでほとんど映像制作に関わっていなかったそうですが、今やその道のプロとして活躍されており、そこには並々ならぬ努力があったと想像できます...。

コロナが広まり、旅に、海外に、現場に、それぞれの思いをはせる場所へ足を運べていないみなさま。臨場感の溢れる映像を、ぜひご覧ください。

大切にしている3つのこと 

突然ですが、ある研究によると、人は1日のうちに約35,000回の決断をしているそうです。
朝食はなに食べる?服は何着る?どの仕事から手をつける?...
決断の連続だ...。みなさんは日々、何を考え決断しているでしょうか。

話は少しずれましたが、人生においても、大小様々な決断のタイミングがやってきます。石田さんは大学卒業後、「2年間、仕事をしながら海外で生活ができる」と青年海外協力隊へ応募、帰国後外資系商社に勤務した後に、英国大学院への進学。そして、UNDP東ティモール事務所でのキャリアを歩まれてきました。

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そんな石田さんのそれぞれの決断の軸となるもの。それは、はみ出るほどの好奇心、可能性、そして楽観的でいること、の3つだったそうです。行きたいから行こう。なんだか楽しそうだな。かっこいいなあ。始めてしまえば、そのあとの行動はなんとでもできる!心が動いた瞬間に魂を込めて生きていく姿勢に、背中を押されたサロンメンバーも多かったのではないでしょうか。私も勇気をもらった一人となりました。

ほんのちょっとを大切に。

国際協力の世界は狭き門で、誰しもがキャリアについて、悩みを抱えていると思います。国連を目指すとなれば現場経験、修士号は必須。博士号を持てば尚良しとされる世界のなか、大学院の学費が足りない、周りの人の理解を得るのが難しい、家庭も持ちたいし...そう悩む方も多いのではないでしょうか。

しかし、伝えたいことはいたってシンプルで、目指すものがあるのなら、とにかく諦めずに続けること。目指す世界を諦める理由はいっぱいある一方で、続ける理由はほんのちょっとの自分の意思に他なりません。シンプルでありながら、難しく感じるかもしれないけれど、そのほんのちょっとを大切に、溢れんばかりの好奇心と、可能性と、楽観的な考え方を味方につけて、自分を信じてみるのもいいかもしれません。

数年後のキャリアを見据えた決断も大切ですが、今を生きていこう!と、人生の歩み方を考える、そして一歩踏み出す勇気を与えて頂いた勉強会となりました。

国際協力サロンでは、「まなぶ、つくる、つながる。」を合言葉に国際協力について毎月勉強会を行っています。

そして現在【GW特別企画】ということで5/1~5/7までの1週間の間に入会していただいた方は「初月無料」となります^^この機会に是非ご応募ください。

次回もお楽しみに!


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