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東京学芸大学附属世田谷小学校に合格する子ども(学芸大学附属小学校受験対策)

 東京学芸大学附属世田谷小学校。通称がくせた、せたしょう等と呼ばれています。東京学芸大学附属世田谷小学校に合格する子どもについて考察していきたいと思います。

■子どもらしい自然な姿
 一般的に小学校受験はしっかりと対策をしたほうが受かりやすくなりますが、学芸大学附属世田谷小学校に関しては、いかにも準備対策をしてきました、という子はあまり好まれにくい傾向にあります。
 お教室で対策を繰り返していると、どうしても、決まり文句セリフのような発言になってしまうお子様が意外と多いです。世田谷小ではそれはNGなのです。気をつけましょう。

自由な校風、けじめのある子ども達が集まっているから成り立つ
 自由な校風のイメージがある世田谷小ですが、けじめある行動ができる、人の話をしっかり聞く等、基本的な要素がきちんと身についている子が望まれます。特に、話を聞いて理解するという能力は、子どもによって差が大きいです。読み聞かせの習慣は話を聞く力理解する力が高まります。継続しましょう。

■ペーパー対策はしっかりと、満点を狙う
 世田谷小学校のペーパー問題は難易度はさほど高くないのですが、意外と満点は難しいのが特徴。お話の記憶の課題では、どれが正しいのか少し分かりにくいような問題もあります。日頃から、何が正しい判断で、どんなことがしてはいけないことなのか親子でよく会話をしておく必要があります。特に、お友達と遊ぶときのルール、マナーの問題は頻出です。
●公園でブランコの順番待ちをしているときに、横入りしてきた子がいたらどうする?
●順番を並んでいるときにお友達が、間にいれてといってきたらどうする?
など、具体的にこんなときどうするか、という話を繰り返ししておきましょう。そのとき、一方的に親の考えを伝えるのではなく、まずは子どもが考えたことを自分の言葉で伝えるようにするのがよいでしょう。
 世田谷小学校はペーパーの中だけでなく、質疑応答などの場面でもこういった質問がだされることがあります。その際、正解を伝えることよりも、自分なりの考えを伝えられることが大切になります。日頃から、子どもが伝えてきたことに対しては、よく考えたね、なるほど、と興味をもって聞いてあげるようにしましょう。

■協調性
 世田谷小学校は数年前から、ホーム、クラス、ラボ(3年生以上)の3つの組織に所属するように制度が変わりました。ホームは縦割りのクラスで、1年から6年までが一緒に過ごすクラスです。同じ学年のメンバーは5,6人程度。他学年入り混じったなかで、上手に過ごしていく力が求められます。先生方も、友達関係に関してあれこれ口を出す感じではないので、誰かに頼るのではなく、自分でうまく溶け込んでいく必要があります。自由な空間ではありますが、だからこそ、自分のことは自分で考える力が必要となります。
クラスはいわゆる学年のクラスで、授業を受けるときはこのクラスで過ごします。ラボは、自分が興味を持った研究チームに所属し、自分の興味を更に深めていく活動です。
 自分の居場所は一つではなく、様々な環境の中で、どこにでも柔軟に適応していくことが必要で、それができる子が、楽しめる学校であると感じています。誰とでも仲良くできることを得意とするような子が多く在籍していると感じています。

■大人の質問に堂々と答える、怖気づかない
 
国立小学校全般に言えることですが、他校の先生方が多数来校する機会が多く、先生方がまわりにずらりと並んだ中で授業が行われたりします。先生方がみせたい授業というのは、子ども達が活発に意見を出し合う姿であることはまず間違いなく、実際研究授業の際には、いつも以上に積極的な子ども達の様子がみてとれます。恥ずかしがって静かにしていたり、そっぽ向いているような子はいません。受験においては特に質疑応答の際に、はきはきと自分の考えを述べられるようにしておくとよいでしょう。目をみて、伝えることを忘れずに。

※東京学芸大学附属世田谷小学校のお受験に関するご相談は、国立小学校受験専門の家庭教師「コツコツ」までお気軽にご相談ください。

➽小学校受験の家庭教師「コツコツ」のHP

➽お問合せ先:kokuritsushou@gmail.com
  

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