放課後の独白
救えなかったという後悔が
じっとりと心を濡らしていく
そんなことは漏らさないけれど
もっと、ちゃんと
話を聞いてあげれたら
違った未来を
見せてあげられたのかもしれない
と、柄にも無いことを思ってしまう
そんな後悔は杞憂だったかのように
君は鮮烈で
逞しく、自らで輝いていた
救いなんて言葉とは
無縁かのように振る舞って
そんな君に、
導く大人としてではなく、
ただ1人の人間として
惹かれていた
輝かしい未来を
泥臭く、貪欲に求める
その執念ともいえる情熱に
心が浮き立って、目が離せない
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