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神保町に書店をオープンして77日目。2024年手帳を苦渋の半額セール

神保町に書店を開いて77日目(1月25日)棚模様変えしました。

変更1 国宝ポストカード


円山応挙の国宝雪松図(三井記念美術館)から、「中尊寺金色堂」(東京国立博物館)へポストカードを変更しました。

引き上げた円山応挙雪松図屏風のポストカード

変更2 今年の手帳半額セール!



1月が終わろうとしており、歴史手帳2024(新品)を1320円から660円へ半額にしました。まだ紙の手帳買ってなかったーという方、passageでお手にとってください🙏
新品で仕入れているので、当然赤字ですが、歴史手帳の素晴らしさを広める一助になれば、悔いはありません!

変更3 新規入荷2冊(古本)



『驚くべき日本美術』は超絶技巧の山下裕二さんと橋本麻里さんの対談式でサクサク読めて、超オススメ。2015年の本ですが、今年春に京都国立博物館で雪舟展がありますが、雪舟から始まっていて、バッチリ予習に効きます。内容は、汎用的で、美術館巡りが楽しくなります。定価1760円の6分の1以下の280円です。

『日本の国宝、最初はこんな色だった』は、最近、『はじめから国宝なんてないのだ』という著者(小林泰三さん)の新刊を買ったのでこちらを出品。
定価1100円でこれも6分の1くらいの250円。
いま、アマゾンみたら、中古本でなんと2890円ついてるじゃないですか!相場の十分の1です、ぜひpassageで買ってくださいwww

2つ本を置いて2つ本を買う 無限列車神保町


「今日は本を置くだけで絶対に本を増やさない」と心に決めてましたが、まず3階のbisでランチ(火曜と木曜はランチがある)し、エレベーター待ちしてて目に飛び込んできた鹿島茂さんの『パリ万国博覧会』を衝動買い(^O^;)
鹿島茂さんの本をpassageで購入するのは、実は初めてです(笑)


『パリ万国博覧会』電車で最初の30ページを一気に読んで、めちゃめちゃ面白いです。大阪万博への批判がXでは常に溢れていますが、個人的には(愛知万博のときもそんな感じだった)いまおきてる批判に対して違和感を持っていて、その理由はなんだろうと思っていたところ、この本を読み始めて、万博の歴史や本質が、国営なのに与党野党の対立を持ち込まないーーという要素がもともとあること。
いまXで吹き上がってる大阪万博批判は、税金投入することへの批判や、維新の会叩きの材料となってて、万博の歴史的な本質とズレた批判が多いから、なんか共感できないのかしらん、と個人的に大変に腑に落ちる読書です。
これだから、読書は辞められません。
ちなみに、別の古本屋でも大型の日本美術書1冊買ってしまいました。
その古本屋では、「このシリーズでなんとか寺のってありますか?」と店頭に無いからどうせないだろうと念の為に聞いたところ、倉庫にあると思うと探してきて、さらに店頭より100円引いてくれました。それは買わざるを得ない^^;
やはり神保町は無限地獄兼極楽浄土です。

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