【国宝語り】住吉大社
前の記事で、ご朱印のことしか書いていない住吉大社。さすがに住吉大社に悪いので、国宝の本殿のことも書きたいと思います。
住吉大社には本殿が4つもあります。
初めて訪れた時は、案内板も見つけられず、朝早すぎて誰もいなかったので、どれが国宝の本殿なのか悩みましたが、4つ全部国宝として一括指定されています。
手前が第三本宮、奥が第二、一番奥が第一で、第三本宮の隣に第四本宮があります。
この社殿全部が本殿ではなく、奥の千木が載っている直線的な建物が本殿です。
手前の、横に広い屋根に千鳥破風と唐破風のある建物は幣殿です。
第四本宮に祀られている神様だけ女神なので、千木の形が違うということだったと思いますが、Wikipediaによると俗説らしいです。
そうは言っても、住吉大社では女神のところだけ違うのは確かです。
住吉大社の素晴らしいところは、神社の社殿は瑞垣などに囲まれ、近づくこともできないところが多いのですが、第一本宮以外は社殿の周りをグルッと観ることができるところです。
由緒ある、古式ゆかしい神社に限ってその傾向が強いので、国宝の本殿がよく見えないということもしばしばです。
その点、住吉大社はウェルカム感があって好きです。
中に入るどころか、近寄れないという社殿が多いこともあり、国宝の神社建築は奥が深いです。
建築様式も寺院建築とは異なるのですが、神社建築はまだまだ勉強不足なので、もう少し勉強していきたいです。