【国宝探訪】長崎・福岡二人旅(長崎編その2)

昨日は国宝を含め多くの仏像や建築を撮った写真家・土門拳の展覧会に行ってきました。仏像の顔等一部分を切り取った写真は迫力がありました。が、いかんせん写真の見方がわかってないので、やっぱり本物の方がいいなぁと思いました。
さて、今回の探訪記は、2018年2月3、4日のもの、間が空きましたが、長崎編その1の続きです。

崇福寺から眼鏡橋に向かっていると、眼鏡橋の一つ手前の橋に修学旅行生や観光客がたくさんいたので、何かと思えば、眼鏡橋の写真を撮っていました。

賑やかな装飾の眼鏡橋一帯

もうすぐランタンフェスティバルが開催されるので、眼鏡橋のあたりも黄色やピンクのランタンが幾重にも飾られていました。このお祭りも中国風なんですよね。

実は眼鏡橋が目的ではなく、近くにあるチョコレートショップと「まちぶら案内所もてなしや」に行きたかったのです。どちらのお店も長崎らしいパッケージのお土産がたくさん売っていて、迷ってしまいました。
特に「もてなしや」の方はスタッフさんの説明も的確で、押しも強くなくて、快適に買い物ができました。長崎で買いたいものがないわと友人に言っていたのに、路面電車型(行先表示も描いてある)の箸置きやびわ茶などいろいろ買ってしまいました。

それから、吉宗でランチ。長崎と言えば吉宗です。

吉宗

東京・銀座にもお店があり、そこで家族と食事をしたことがあったので、ある意味、思い出の味でした。

少し遅めのランチで一息ついて、長崎へやってきたもう一つの目的、大浦天主堂へ向かいました。旅行の予定を決めたときに大浦天主堂に電話して確認したのですが、その甲斐なく外壁工事中でした。

残念ながら工事中・・・

行く前に気づいたので、現地ではそれほどショックを受けませんでしたが、やっぱり残念でした。というか、友人と「坂、きついね」と言いながら歩いてきたので、ネットに覆われた大浦天主堂に気づかなかったんです。友人は来たことがあったので、ここだよ、と教えてくれましたが、これ?って感じでした。
しかし、内部のゴシック建築様式のアーチ構造が素晴らしく、よくここまで洋式の建築を作ったなぁと感心して、内部だけでも充分楽しめました。
それと、入り口に置かれたマリア像の顔に日本人好みのかわいらしさを感じました。


世界遺産・グラバー邸

せっかくここまで来たのだからと長崎に着く前に時間があったら行きたいと言ったグラバー園にも早足で寄ることにしました。
山の斜面に洋風建築がいくつも建てられているグラバー園ですが、このうちグラバー邸だけ世界遺産に登録されています。
世界遺産すべてに興味があるわけでもないので、ふ~んという感じでしたが、グラバー園の高台から見渡せる長崎港の景色がよかったです。

船!橋!造船所!とカッコいいものだらけでしたね。
ちなみに、対岸の造船所の巨大クレーンも世界遺産だそうですが、クレーンがいくつもあったので、どれが世界遺産なのか現地ではわかりませんでした。

福岡に移動する時間が近くなってきたので、急いで長崎駅に戻り、高速バスで福岡へ向かいました。途中、大村湾が一望できるところを走ったので、海と対岸の山の夕暮れの景色を楽しむことができました。たまに車酔いするので、バス旅は避けたい気持ちだったのですが、バス旅ならではの景色を楽しむことができたのはよかったです。

福岡では友人の友人ご家族と食事をしました。呼子のイカの活き造りが本当に透き通っていて、足も動いている新鮮なもので、美味しかったです。
ゴマサバという福岡の郷土料理のようなお刺身が一番気に入りました。

慌ただしい一日でしたが、見たかったものはすべて見ることができて、長崎らしいお土産も買えたので、満足しました。長崎は思っていた以上に異国情緒あふれる町でした。大浦天主堂の修理が終わったら、ゆっくり再訪してみたいです。

基本情報(2018.2現在)
※ ルートは私が探訪時利用したものを基本としています。
大浦天主堂 長崎県長崎市南山手町5−3
「大浦天主堂」電停下車徒歩5分
公式サイト→国宝 大浦天主堂 (nagasaki-oura-church.jp)


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