【国宝探訪】新指定国宝@東京国立博物館

昨日、東京国立博物館の新指定国宝の展示を見てきました。今回の楽しみは国宝に指定された時にニュースなどで見た船形の埴輪(三重県宝塚一号墳出土埴輪)でした。ニュース画像ではとても大きく見えたので、実物を見たかったのです。

展示室に入ると、圧倒的な存在感を放つ船形の埴輪。大きいのはもちろんですが、予想以上に保存状態が良くて驚きました。大きいだけでなく、作りも精巧で、あちこちに取り付けられた部品の造形が素晴らしかったです。埴輪というと、人や馬の形のものを思い浮かべますが、これからは船形も思い出しそうです。この秋、同じく東京国立博物館で「はにわ」展が開催されるので、そちらでも展示してほしいです。
また、金峯山経塚出土の藤原道長の写経は損傷が激しいのですが、紺の紙に金で書かれた字が美しかったです。あの藤原道長が書いたと思うと、歴史的にも価値がありますね。
今回は本館の1階と2階に分かれて展示されていて、仏像は1階に展示されています。大報恩寺の六観音菩薩像のうちの准胝観音立像がよかったです。数年前、大報恩寺で見たことがあるのですが、やっぱり博物館で見ると違いますね。
毎回、この展示を楽しみにしているのですが、今回もいろいろな発見がありました。


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