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「共通テスト「国語」における記述問題の導入中止を求める緊急声明」メディア掲載情報(6)


 本「緊急声明」と発起人のメディアを通じた発信について、アーカイブしておきます。12月23日(月)文科省にて「入試改革を考える会」と同道、文科省に本発起人会としての「声明」を提出、発起人会メンバーの紅野が記者会見に参加しました。
 当日の様子を『朝日新聞』オンライン版が報じていますので、ここに掲げておきます。


 2020年度から始まる大学入学共通テストについて、「入試改革を考える会」(代表=大内裕和・中京大教授)は23日、実施見送りを求める声明文を文部科学省に提出した。賛同人の一人、苅谷剛彦・オックスフォード大教授は会見で、見送りが決まった英語民間試験の活用について「ずさんな政策決定が行われた」と厳しく批判した。

 声明では、「当面はセンター試験を継続」し、「専門家をまじえて根本から議論をやり直す」ことを求めている。文科省に声明文を提出した後、メンバーの大学教授や予備校講師ら7人が記者会見した。苅谷氏は「なぜ専門家の段階でチェックできなかったのか。中教審の存在自体の問題、文科省と官邸の問題、政府内部の問題だ」と述べた。

 大内氏は国語と数学の記述式問題の見送り決定について、「歓迎するが、遅きに失した。受験生を始め教育現場を混乱させた文科大臣、文科省などの責任は極めて重い」と語った。

 日本大の紅野謙介教授は、共通テストの国語について、導入が見送られた記述式だけでなく、マーク式の部分にも問題があると指摘。「情報処理だけが前面化されていて、一つひとつの資料をしっかり読み込むことができていない設問が多かった」「若い世代の思考力判断力をゆがめてしまう」などと話した。

 今後も、本「声明」に関するメディア情報、発起人の発言などをアーカイブしていく予定です。
 
 ▼このページににかんする問い合わせは、下記の発起人会メールアドレスまでお寄せください。
 kokugostop2019[*]protonmail.com →[*]を@に変えてください

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