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KokugoNote #9 高1国語総合

今日のおさらい。20200120〜21(連日グループワークのため)

皆さんのパート別課題をまとめたプリントを作成しました。

グループ内のメンバーのそれぞれが何を調べるのか?                 その文法項目は文章の中ではどのような使われ方をしているのか?           文法的に説明するとはどのようなことか?                      チームで分担する時に公平に役割をどのように振るのか?               などなど、他人任せにしないで、それぞれの責任範囲を決めましょう。  

やるべきことをきちんとこなせるかどうか、自分でできない時にどうやって人に頼って、自分は別のことでフォローするのかなど、決して無責任にならずに、わがままを言わず、相手を尊重するという、こういう演習を重ねて、少しずつ大人に近づいていくのです。

当たり前のことですが、皆さんもいつまでも子どもではいられません。

子どもであれば、「これは嫌だ、苦手だ、誰かやって!ドラえもーん!」で済みますが、もうそういう歳でもないので、そういう思いを顔に出さず、心の中で(嫌でも面倒でも苦手でも、この仕事は引き受けて、最後までやり遂げる!)という強い意志を培(つちか)っていかなくてはならないのです。今回の学習機会を、その端緒(たんしょ)としてほしいと思います。

それぞれに与えられた課題はとても狭い範囲です。それも1・2学期のうちに一通りは学んだと聞いています。それに、スマホを活用して調べても良いという条件付きなので、誰にでも解るように説明できるように、工夫に工夫を重ねてみてください。

それぞれの分野に詳しくなったら、発展的な学習の足掛かりとして意欲が高まるでしょう。
少なくとも先生の経験上はそうでした。訳の分からない文章を読むときは、「これは解る!」という部分が心の頼りになります。外国を旅行していて、知っている単語があればほっとするのと同じです。(英語圏なら中学校の頃に習った英単語や、中国・台湾に行った時には知っている漢字にどこか安心を抱くのと似たようなものです)

長い文章の中にポツポツと知っている言葉があるだけで、少なくともこういう話題なのかなと推測がつくようになるからです。最初はどういうことを言っている内容なのか解らなくても、1つ2つの語句、文法項目が、10、20となり、100、200、、1000、2000となるに従って、理解が深まっていくのです。ちなみに、大学受験の英単語なら3,500語以上は基本だし、古典単語や現代文単語なども500語以上が当然だというのが、受験では常識になっています。あと2年間でそれらを習得していくのですが、何も案ずる必要はありません。語彙を多く憶えたり、文章構成のパターンを数多く認識したり、文法事項の共通する、または差異のポイント、その法則などを身につけていけばいくほど、加速度的に習得スピードは高くなります。

今は、皆さんが慣れない作業をしているので、承知していますが、実際、試験対策勉強とはこういうものです。知識を学ぶというよりは、学び方を学ぶというのが目的です。

自分たちのやり方がうまくいくことがあれば、うまくいかない場合もあります。前者の場合は、さらにより良くなるためのヒントを出しますし、後者の場合はフォローします。一文一文を徹底的に読み解こうと努力を重ねてみてくださいね。

各グループの説明動画はまたQRコードか何らかの形で渡して、各自見てもらうようにします。今後の授業では、補足説明しかしないので、不明なことがあれば、各グループの子に質問するようにしてください。先生は黒板に事細かくは、書かないし、現代語訳のプリントも渡しません。各グループの発表の補足だけです。

もうひとつ、ある生徒から質問があったのですが、並行して行なっている現代文の内容、内田樹さんの「働くことの意味」については宙ぶらりんになっています。こちらは、初読課題22日(水)17時締切 と、作文課題25日(土)15時締切 があります。それぞれ教室に掲示したQRコードを読み取って、期日までに提出してください。




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