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流行りの「蘇」を作って食べた


 最近話題になっている牛乳レシピ、「蘇」。古代日本の乳製品の一種だそうです。皆さんはご存知ですか?もう作って食べたよーという方はどのくらいいらっしゃるのでしょうか?前々から気になっていた「蘇」を、私も実際に作って食べてみました。

 初めての「蘇」なので、「せっかくだから……」と最寄りのスーパーで1番高い牛乳をチョイス。消費期限間近だったので値下げしてありましたが、だいたい300円くらいの牛乳です(値下げ後230円くらい)。

 普段はもう少し安い牛乳を飲んでいるので、久々のお高い牛乳です。約900mlは蘇に、100mlはそのまま飲んで楽しみました。美味しい。


 弱火でじっくりコトコト……というレシピをよく見かけたのですが、これだけ量があると沸騰するのにもめちゃくちゃ時間がかかりましたね。

 ※湯気と手ブレがヒドイ!

 「膜ができたー!でもまだシャバシャバ……。また膜ができた!でもまだまだシャバシャバ……。」というのをかれこれ2時間以上は繰り返していたと思います。正直キツかったです。
 火加減は結局、最初中火→プクプク沸騰しかけてきた頃一度弱火に→しびれを切らして再び中火に、という感じ。

 中火に戻してしばらくすると、ようやくシャバシャバからドロドロに(蘇作り開始からすでに3時間経過)。

 シャバシャバからドロドロまではかなり時間がかかりましたが、ドロドロからペタペタもちもちになるまではそこまで時間かからなかったと思います。(上の写真4枚の撮影時刻をチェックしてみたところ、30分から40分くらいでこの塊に!)

 ラップに包んで1つは冷蔵庫に、もう1つは冷凍庫に入れてみました。もうこの時点で夜中0時半だったので、私も晩ごはんを食べてから睡眠をとることに。蘇はお昼のおやつとかにしようかなぁと。


 で、昼。

 冷蔵庫で冷やしたバージョン。プレーンの蘇。初めての蘇です。ほんのりした牛乳の甘み。食感はチーズのようと聞いていましたが、たしかにこう……もっちりねっちりした感じでした。
(子どものときに祖母が炊飯器を使って作ってくれたチーズケーキがこんな食感だったなぁと、ふと思い出しました。)

 こっちは冷凍庫バージョン。冷凍なので出した直後は当然カチカチ。冷蔵バージョンをもそもそ食している間に少し自然解凍。そのまま丸かじりしました。冷蔵バージョンよりもっちりねっちり感少なめの食感(もちろん、時間が経って完全に解凍されたら、もっちりねっちりに戻ります)。個人的には、よりチーズに近づいたかなと(硬さが。ベビーチーズとかに近い感じ?)。うまく説明できませんが、こういうアイスもありそう、とも思いながらちまちまと食べました。

 ちなみに、一気に食べるとちょっともたれます。たまーに、少しずつ食べて楽しむのが良さそうだなぁと。反省。



 今回は全部プレーン蘇として楽しみましたが、冷やす前の段階でレーズンやナッツを混ぜ込んでみるのも美味しいのでは?と思いました。またいつか作る機会があったら「レーズン蘇」と「ナッツ蘇」も作ってみたいです。

 作る過程についての感想は……とにかく時間がかかって大変だった!20時半に蘇を作り始めて、ラップに包んだのが0時半だったので…………。牛乳の量や使用する鍋等条件にもよると思いますが、個人的には弱火じゃなくて、中火でいいかなと。
(私が使っていた片手鍋は、くっつかない・焦げ付かないタイプのものだったので)

 古代日本で作られていた「蘇」とは、厳密には作り方等の違いもあるのでしょうが、これに近いものを食べていたのかなぁと、想いを馳せながら?歴史を感じながら?楽しむことはできました。

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