國學院大學ポッドキャスト番組「学問のNUMA」 宮田愛萌とサンキュータツオが振り返る「学問のNUMA」
ポッドキャスト番組「学問のNUMA」は、知られざる知識が眠る「学問」をテーマに、國學院大學の教授からその魅力を楽しく教えてもらい、リスナーのみなさんと一緒に「学問の沼にハマっちゃおう！」という探究型トークバラエティーです。
MCを務めるのは、タレントで小説家、そして國學院大學の卒業生でもある宮田愛萌さん。コメンテーターは漫才コンビ「米粒写経」として活動するほか、日本語学者として東北芸術工科大学で専任講師を務めるサンキュータツオさんです。
最終回を迎えた第６回は、これまで登場した５人の教授のユニークな研究スタイルや、お話を聞いて印象に残ったことなどをふり返ります。後半はタツオさん、宮田さんがそれぞれハマっている「学問のNUMA」について語っていただきました。
第１回に登場した日本文学科の飯倉義之教授は、鬼研究のNUMAの深さが強烈。みんなが知っている鬼が持つ思いがけない歴史ストーリーが印象的でした。
第２回は考古学の深澤太郎教授が登場。みずから山伏修行まで実践してしまう旺盛な好奇心に、今、ふりかえっても驚きの二人でした。
第３回は戦国時代研究が専門の矢部健太郎教授。三谷幸喜さんの大河ドラマ「真田丸」に影響を与えた新発見の話題は知的好奇心をかきたてました。
第４回は水中考古学など専門とする池田榮史教授。
圧巻は蒙古襲来で沈没した元の軍船の錨を引き上げた時の、あり得ないエピソードです。「本当に面白い話でした。聞き逃した人はぜひポッドキャストをチェックしていただきたいですね」とタツオさん。
第５回は近代神道史を専門とする藤本頼生教授が語る意外な神社の素顔に、「実は神社はコスパがいい場所だったんだ!」と宮田さんもタツオさんも大いに納得です。
収録後半は、タツオさんがハマっている「日本語のNUMA」の話題からスタート。日頃から身近で見つけた新しい日本語表現を収集していて、最近は「チー牛」「イエベ春」などの言葉が気になるとか。どんな意味で、どうやって使うのか、二人の対話が弾みます。一方の宮田さんのNUMAはズバリ「短歌」。彼女流の短歌創作方法を教えてくれました。
ーー収録を終えていかがでしたか？
タツオ：今回、登場してくださった5人の教授は皆さん、個性豊かで、いまだに話の面白さが記憶に残っています。サイエンスコミュニケーションという言葉はあっても、人文知に関してのコミュニケーションはなかなか進んでいない中で、國學院大學はポッドキャストという聞きやすい形で取り組んでくれたのがありがたいと思います。
宮田：大学時代の友達が「あの先生と話すんだね」と連絡してくれたり、ファンの方からもすごく反応があって。「私が高校1年生の頃から入りたいと思っていた大学なんです」と言ったので、みんなも「なるほど」という感じで聞いてくれました。
タツオ： 毎回、教授たちはしゃべり出したら止まらない。研究者は、だいたいみんなそうなんです。でも、普段は話し相手がいない(笑)。なので、この番組では実にイキイキとしゃべってくださったね。
宮田：その上、今日は差し入れで「万葉はちみつ」をいただきました。横浜たまプラーザキャンパスで養蜂をやっていて、ハチミツが採れるんです。ビンのラベルについているこくぴょんが、ミツバチの格好をしていてカワイイ！ 國學院大學のマスコットです。
万葉はちみつは、國學院大學130周年記念事業として始まった「万葉エコBeeプロジェクト」で収穫されたもの。たまプラーザキャンパスの学生たちが中心となり活動を行っているそう。
タツオ：こくぴょんって言うんだ。
宮田：いつも、オープンキャンパスのときに大活躍しています。「古事記」に出てくる因幡の白ウサギをモチーフにしたキャラクターなんです。國學院大學には古事記学センターがあったりして、「古事記」の研究が強いので。いつか先生方からそんな話も聞きたいですね。
タツオ：その上、ここには僕が憧れる日本語学のレジェンド、菊地康人先生もいらっしゃるし。ぜひシーズン2をやっていただいて、國學院大學教授の熱いトークを聞けるチャンスがあるといいですね。ありがとうございました。
宮田：ありがとうございました!
みなさんを学問の沼へ誘う「学問のNUMA」の最終回は、好評配信中！ぜひお聴きください！
國學院大學presents 学問のNUMA
宮田愛萌とサンキュータツオが振り返る「学問のNUMA」
配信開始日：3/20（水）
配信先
・Spotify
・Apple Podcast
・Amazon music
・YouTube
取材・文：馬場千枝 撮影：押尾健太郎
企画制作：國學院大學