黒鉛色の猫

煙のように溢れる心を、白と黒の絵と詩で表現する。

黒鉛色の猫

煙のように溢れる心を、白と黒の絵と詩で表現する。

最近の記事

「その心を熱いうちに打ったなら」

お前のその心をまだ熱いうちに打ったなら 想いのままに響かせよう 波のまにまに思いっきり 自分を信じぬくこと 微塵も息抜くことなく 怯え 焦り 留めて Oh shit いつの間にか 見返り求めてしまっていた 本当は何にでもなれるのに 閉まっていたんだ 本棚にやりたい事 それが可能性 So let’s go 生命 最前線 進め 行けんのかって 逃げんのは勝手 わかってる 焦っても仕方ないし 明後日には味方いないかもしれないし 馬鹿げてるかな それでも… いざ果てまで い

    • 「大丈夫、鍵はちゃんと持ったから」

      そうか今日が最終回か 長いようであっという間でした 今夜堂々完結 どっかで聞いたコピーが耳障りだよ 終わりよければ全て良し その逆なら全て悪し? いやそんなわけないよ おもわず手を伸ばす たくさんの淡い記憶の鱗粉に 悔しいな 少しピリッとした痛みが指先を走る 整理整頓をしなくちゃ その一歩だけで十分だと思うし こそあど言葉も全部消して 案外呆気ないなって笑ってみたけれど やっぱり寂しさだけは残りました 大丈夫 鍵はちゃんと持ったから もう前に進めるはずだから 散々泣

      • 「ビー玉の落ちる音がした」

        ねぇ聞いて 好きな人ができました それは突然弾けるように それだけで世界は彩られて煌めいていく シュワリ シュワリ この気持ちはなんて音 長く長く続く雨は まだまだ止まらない 冷たく風吹くバス停で 泣き虫な空とにらめっこをした それがプロローグ君と出会うまでの ほんと嘘みたい 甘い綿飴と刺激的な落雷が私の中を駆け巡った ホップ ステップ 次はなんだっけ? まぁいいや とりあえずジャンプをしよう! アメンボが水溜りを泳いだら 素敵な夏はもうすぐ目の前だから まだどうす

        • 「あの日のフィルムと未だ来ないはずだった線路」

          空が白み始める少し早い春の朝 はやる荷物を抱えながら 代り映えのしない今日にさえまだ躓くけれど 退屈だとうそぶきながら ほどけた靴紐を固く結ぶ “ありふれた僕たちの1ページ” いつかあの未来にたどり着くとして あなたは僕の傍にいてくれますか さあ傘をさそう 流れる明日 手繰り寄せる糸 まだ針は止まらない もういっそ 振りかざして ぶち壊して 全部忘れたいと 鏡に映る心はそっぽを向く それでも 振り向いて 向き合って そこにある確かな景色に なぜだろう 涙が溢れる

        「その心を熱いうちに打ったなら」