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自分をだいじにする方法

Kちゃん、Sちゃん、

Kちゃんの門出と二人のお誕生日の記念に、なにか贈り物をと思って、私なりの言葉を贈らせてもらうことにしました。
ここにあげておけば必要なときにいつでも取り出せるし、ほかの方にとっても少しでも参考になればと願って。

ずばり、若き二人に40代の私が伝えられることは、
「もうとにかく自分をだいじにしてね!!!」という一点に、つきます。
もうこれだけだよ(笑)。
でも、私は若い頃、それが頭では理解できても、実際にどういうふうにするのか、まったく見当もつかなくて。
私は自分がそんなに好きではなかったので、わりと相手や好きな人を優先しがちだったのです。

この10年くらいで、やっと「自分をだいじにする方法」が私なりに分かってきたので、たいした知恵ではないけれど、シェアさせてね。

一つ目。
のびのびいられる場所に、自分を「置く」こと。
自分をどういう環境・空間に置いて、どんな関係性を築いていくか。これをたまにチェックするといいと思います。環境・空間・人間関係は自分に大きな影響を与えるから。少しでも緊張していると、けっこう心身が疲れるものです。そういうときは一旦“転地”して解放してから(旅行でもいい)、その環境によって自分の長所が輝き、ワクワクするように調整していきます。ときには“手術”が必要になることも。のびのびして輝いていると、そういう自分を「いいな」と思ってくれる人と出会いやすくなって、いい関係性を築きやすいです。

二つ目。
自分がどんな人間か、少しずつ「知る」こと。
パートナーや家族、友達、仕事仲間などを通じて、自分を立体的に知り「こういうところがあるな」「悪くないな(笑)」と思えるまで、探究していくといいと思います。失恋などを機に、これまでの自分を“棚卸し”して振り返ってみるのもオススメ。自分のことが好きじゃない・自信がないという女子は多いのだけど、失敗談ばかりでなく、自分がこれまでやってきたこと・達成したこと・継続していることなども思い出して「けっこうがんばったな」と認めます。目安は、自分の長所を聞かれたときに、すぐに答えられるようになること。

三つ目。
たまに自分のこころ、からだを「よしよし」する。
自分を知ったら、過大でも過小でもなく自分の“サイズ”を受け入れて、抱きしめていきます。「これが私か」って引き受けていく作業でもあるかな。私の場合は「NVC(非暴力コミュニケーション)」を一時期学んだことも財産になりました。「すべての言動の裏には感情とニーズがある」とする哲学で、コミュニケーション術なのかと思いきや、「自分の気持ち・欲求を認めて愛するやりかた」も学べる! 書籍も出ていますよ。

いいときばかりではないのが人生。自分のなかに小さな違和感があるときは、それを見逃さないで。「それをしている自分が好きか」がポイントです。友達でもマッサージでも海でもいいから「こういうときの私にはコレが効く!」というマイツールをいくつか持っておくといいでしょう。好きなことを手放さずに、自分で自分の機嫌をとる! たまには思いっきり自分を甘やかすのもアリ! 特にこころが疲弊してヤバいときは早めのケアが効くし、西洋・東洋医学も有効♡

四つ目。
「すなお」に発し、受けとる、かわい気。
自分のことがあまり好きではない一方で、若い頃は我が強かったなぁ、というのが私の反省点。「こういきたい」「こういうパートナーがいい」などとゆずれないところだらけで、今思えばかわいくなかったな……と思います。でも、あるとき「本当に欲しいものってなんだっけ」とすなおに考えてみたら、けっこう答えはシンプルでした。すなおに発する、すなおに受けとる。すなおって、ひがまず、かわい気のある真っ直ぐさ、のことかなぁ。「正直」と「すなお」って違うよね。

五つ目。
不安ではなく「愛」によって動く。
いい環境に自分を置いて、自分を知って、認めて、すなおになっていけば、いろんな恵みがあるはずなのだけど、トラップがあります。それは「不安」。私も若い頃はたくさん不安を抱えていたから、あまり偉そうに言えないのだけど。でも「不安によって行動する」「不安があるからコレを言う」と不安ベースで動くのは、相手に必ず伝わって、好循環を生みません。

じゃぁどうするかっていうと「愛」! 「愛によって動く」「愛をもってコレを言う」という愛情ベースの言動にかえていくしかないと思っています。ちゃんと愛が湧き上がってくるまで無理をしない、見返りは求めない(笑)。不安の消し方は、もう自分で自分を引き受けて、自分で自分を幸せにするぞと覚悟するしかないのかなって、今のところ思っています。

六つ目。
「わたしはわたしでいい」が一番大事。
これが一番大事かな。なんでだろう……、誰もがどこかで一度はそう思えずに嫉妬や孤独を感じることがあるのが人生、なのでは。私もこう思えないことで苦しいときがあったし、苦しそうな人もたくさん見てきました。人と比べずに「わたしはわたしでいいんだもん!」と思えると、恋愛、仕事、婚活、妊活、家族・友人・ママ友との付き合い、育児などなどの難関(?)を突破しやすいし、苦しいことがぐっと減るし、何より自分を守ってくれると思います。

こんなところかしら。

オトナは楽しいから、安心してそのまま進んでね。少しでも参考になればと、だ〜いぶ年上の私からのメッセージでした。二人の日々の幸せを、ずっと祈っています。またね。