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リーダーは自信過剰である

自律的に、当事者意識高く、意欲を持って仕事に取り組むチームもあれば、主体性に乏しく、やらされ感いっぱいで、言われたことをやるのみのチームもあります。

このような現象の根幹はリーダーにあります。
しかし、起きているチームの状況について自分が原因であると自覚しているリーダーは少ないものです。

リーダーになる人は概ね自信過剰です。自らのリーダーシップスタイルやスキルについて、疑うことがありません。
常に自分が正しいと思っているがゆえに、職場で望ましくない事象が見られると、周りに原因を探してしまうのです。

リーダー自身は、自分は効果的に部下を導いていると思っている以上、こうした思い込みが修正されることはなく、そのまま続けられることになります。

難しいのはここからです。確かに言われてみれば「自分が正しい」と思い込んでいるのはわかった、じゃあ、改善しよう、と考えたときに何がどう間違っているのか。これが認識できないのです。

よくあるのは自分の上司に話を聞くというものです。
ですが、それは大抵、効果がありません。
何故ならその上司の影響を受けて自分が育ってしまっているのですから、ある意味コピーになってしまっています。
気づかないうちにマネをしてしまっているのです。

次に、部下にどう改善したらいいかを聞く、というものですが、これも心理的安全性が確保できていないチームでは無意味です。
あなたに何か言ったら怒られるのではないか?と思って隠すに決まっています。
基本的に直球でモノを言ってくれるメンバーはいません。もし、直球に話してくれるメンバーがいたら、そのメンバーはかなり優秀です。
クビになっても構わないという覚悟を持って言ってくれているのです。
クビになっても、他で食べていく自信があるから言っているのです。

とはいえ、うまく機能していないチームにそんな優しいメンバーは滅多にいないですし、メンバー自身もチームのもやもやをうまく言語化できない人も多いのが実情です。

じゃあ、どうするか。まずはいろんな関連書籍を読んでみましょう。自分を客観視するために、本は非常によいです。
上司や部下と話すと、感情が入ってしまい、自分の正論を相手に押し付け愛になることが多いです。議論で感情論や根性論が出たらもうおしまいです。
その会話はとっとと切り上げましょう。

いったんそういう環境から離れ、そして、言語化された本の中で客観的にチームとリーダーの関係を見直すことができます。論理的に説明されているので、根性論や感情論はありません。

今回読んだ書籍はこれ。わたしの先生が読んでおくといいよ、と紹介してくれた本でした。


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