別れをきりだす責任

「恋愛において、別れを告げるほうには責任感が伴う。別れを全うする覚悟」

学生の間1年半付き合って、同じタイミングで社会人になった彼がいた。
私は、社会人になって1年間続いたら結婚できたらいいなって思っていた。
その彼に、社会人になって1ヶ月後くらいに
「こんな女性も他に居るんだって思った」
となんとも曖昧な感じに、他に目移りし、別れたいことをうやむやに伝えられた。

最初はとても嫌だった。
最近の自分の態度が彼にとって冷たかったのかもしれないと思って、頑張ってみたりもした。2週間くらい別れ話が出てから粘ってみたけど、ダメだった。


別れた直後は周りに話せなかった。
一瞬の気の迷いだった、戻りたいって言ってくるかと思ってた。
毎日、彼のインスタやTwitterを気にしてしまう自分がいた。
見えないようにして、それでも辿ってしまう自分を笑った。
最寄りから自宅までは泣いて歩く日々だった。

それでも、立ち直らないといけない。

それくらいズルズルしてやっと断ち切ろうと思って動き始めた私に対して、1ヶ月後に彼は戻りたいと言った。
ありえないと思った。なんだこいつは、と。
断ち切るためにものすごく辛い期間を乗り越えた私の気持ちをなんだと思っているんだろうと。
目移りし、別れて自由になったけど、うまくいかなかったからって戻ろうとするのか。


「自分がそうやって過去にしがみついている間も相手は今を生きているかもしれない。」

そういうことなんだろうと思う。
彼が過去にしがみついていたわけではないかもしれないけれど、過去に戻れると思って振り向いた先に私は居なかった。
私は今を生きているから。

何度も何度も書くけれど、全てにおいて決めたのは、決めるのは「自分」なのだ。
決めたことに対して、戻ったりやり直したりすることはできない。
それは、恋愛に限らず全てにおいて。

今の恋愛がどうなるかわからないけれど、決めてここに居る。

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