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一難去ってまた一難。石油タンクへの落雷で燃料不足に拍車がかかるキューバ🇨🇺

燃料不足であることは度々お伝えしていましたがそんなキューバにまた災難が・・・。キューバは今雷のシーズンで、ちょうど会社から帰る頃にスコールのような大雨が雷とともに降ることが多いのですが、先週金曜日5日、ハバナの隣の県、マタンサスにある石油貯蔵タンクに落雷。火災が発生し、その後他の3つのタンクに引火し、爆発したりとかなり大規模な火災になってしまいました。その後今週ようやく鎮火されたのですが、今週の前半は私が住んでいる首都ハバナも黒い雲で覆われるほどでした。

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ハバナのビーチ。奥の方に煙が上がっているところが見えます。

計画停電から計画ない停電へ

夏になりキューバの燃料不足は深刻で、首都ハバナでも8月に入ってから3日おきに1日4時間の計画停電が行われていたのですが、マタンサスの火災でそれがさらに深刻になっていることがヒシヒシと感じられます。まずは停電の頻度と長さがグン!と上がり、かつ計画的でもなくなりました(笑)それもそのはず、火事を消すために水を大量に使った結果、石油貯蔵タンク近くの火力発電所の冷却用の水が足りなくなり、稼働を停止。そのマタンサスの火力発電所はハバナの電力を供給しており、さらにもう一つハバナに電力を供給している別の発電所の燃料もその石油貯蔵タンクにあり燃えてしまったようです。

同僚たちの様子を聞いている限り、我々が住んでいる地区に大通りがあるのですが、大通りのこっち側と向こう側で交互に停電しているようです(笑)ご飯の時間に1時間ほど電気がきてまたプツッときれることもあります。私が住んでいるマンションは自家発電があるのですが、電気系統が分かれており、たとえば部屋の電気等は自家発電がつけば点灯するのですが、洗濯機、冷蔵庫、キッチンのコンロやエアコンなどは自家発電では使えず、この間洗濯機を回し始めたらそのあと停電が起こり夜にも復旧せずにやむなくびちゃびちゃの洗濯物を手で絞って干しました。。また、この自家発電も燃料がなくて使えなくなる可能性があるようです。

ガソリンのなさに拍車が・・・来週から徒歩通勤に切り替え

当然燃料不足はガソリン不足に直結。先々週少しガソリン状況が改善して並ばずに入れられたのですが、火災以降どこもガソリンがなく、並んだとしても買えない状況になりました。朝早くから運転手さんたちが社用車のガソリン探しをしてくれていたようですが入れられず。近くのガソリンスタンドには長蛇の列ができていましたが、列が動いている様子はなく、そもそもガソスタにガソリンが来ていない模様です。私の車は今はまだ満タンなのですが、しばらくガソリン状況が改善するまでは徒歩通勤に切り替えて、車を使うのはスーパーに行くときだけなどに限定されそうです。

ガソリン不足は色々なところに影響が出ていて、ガソリンがないので公共交通機関が機能せず現地職員スタッフが出社できなかったり、物を運べないのでスーパーからますますモノがなくなっているような気がします。今日も卵が入荷するという情報を聞いてスーパーに行ってみましたがまだ届いていないしいつ届くかもわからないと言われ、かれこれ卵を入手できずに4ヶ月が経過。。スーパーには肉もなく、市場で野菜だけはゲットできました。

なかなか生活状況が厳しくなってきましたがボチボチと生きております!8月末か9月に短い夏休みが取れそうなのでそれを楽しみにとりあえず頑張っていきたいと思います!

記事を読んでいただきありがとうございます!日々の中で感じたこと、考えたことをつらつらと書きとめていきたいと思います。