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東京都高校入試、絶対必要知識3

こんにちは、kokosです。前回は併願優遇のポイントについて説明しました。今回は内申のつき方を私の20近くの塾経験から説明しますね。

東京都は中3の内申で決まる!のギモン

東京都教育委員会のHPをまずみてください。ここにある内容って、中3 2学期終了時の学年評定で算出をしています。ではこの学年評定って、中3の時のみで完全独立しているのでしょうか。実は違います。

入試Q&A|東京都教育委員会ホームページ (tokyo.lg.jp)

東京都教育委員会HP

どういうこと?となりますよね。簡単に説明すると、中1でずーっと数学が「2」だった人が中3で覚醒して定期テスト3回で全部100点をとったとします。さらに、授業態度や提出物も完璧な状態にした。さあ、学年評定はいかに???

あんまり好きではありませんが、単純化して具体例だします。

中1と中2で内申「2」
1学期中間 ー(ない中学校が多いです)
1学期期末 50点
2学期中間 50点
2学期期末 50点
3学期期末 50点(学年末と呼ばれているもの)

2年生も同様だと考えましょう。

続きまして、覚醒後(中3になってから)
1学期中間 ー
1学期期末 100点
2学期中間 100点
2学期期末 100点
3学期期末 ー(受験後のテストになるので無関係)

ということは合計で出すと

中1 200点(テスト回数4回)
中2 200点(テスト回数4回)
中3 300点(テスト回数3回)
が定期テスト結果です。

ではここで全11回のテストの平均を出すとどうなるでしょうか?
(200+200+300)÷(4+4+3)=64点ぐらい

60点を超えているので、授業態度や提出物で大幅減点がなければ
内申は「3」です。

えっ? 100点を3回とったのに? となりますよね。
これが、現実なんです。


これは単純に中1:中2:中3=1:1:1で計算をしています。もしかすると、配分は若干異なるかもしれません。ただ、覚えていてほしいのは最終的な評定(内申)は

中1からの全部の成績が関係する!

ということです。中3になったら本気だす、では内申についてで言うと遅いよ、の一言に尽きます。

これは今まで見てきた生徒の実例です。
・中2まで内申「3」だったが中3で全て90点以上とったが「4」どまり
⇒先生から「中2から中3で、内申はあげれて+1まで
・中3まで内申「5」だったが中3の2学期に40点をとってしまう。「4」以下に下がることを覚悟したが「5」をキープした

ここまで読んでもらった方はもうおわかりだと思います。

中1から最低でも内申「4」以上がとれるように動かなければならない
(さもないと、中3になって後悔するよ had better)

次回は、内申「4」以上をとるための動き方をお伝えします。

ではまた。

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