インテリ系、陰キャ系、学歴系YouTuberが増えた理由について考えてみた【俺流】

コロナ禍以降、突如として現れた高学歴層や陰キャ層(ごめんなさい)のYouTuberブーム。
このシリーズでは、これについて考察していく。
もちろん、その中にはさまざまな背景が隠されている.一つとってみるとすれば、彼ら特有の事情を顧みると、遅れてやってきたヒカキン・キッズ性、そして、投げやり性、その背景には日本社会への希望が持てないことや就活の早期化の割には終身雇用が崩れたこと
などがあるだろう。
私は親に稼ぐことを期待されたり、男ならではの責任を取らされることへの反抗として定職につかず美術大学などに進学してみてはと提案したことがある。しかし、この提案はかなり難しいものとなっている。
理由は様々ある、単純に美大が劣化してる、時間や覚悟、経済的な理由など。しかし、
医学部生や司法試験生、多浪生や進学校出身者がYouTubeをやることで間接的に親を裏切ることになっていることは事実だ
なぜなら一部の界隈に"お遊び"用とされる人文系の大学も特権階級へのものと逆戻りし、あるいは一般人向けのデザインなどの実学労働者養成の就活予備校化、半世紀前や10年前の最先端がいまだに最先端として扱われている始末である、

そこで、真の人文、美大的なお遊び要素的な生き方としてYouTuberが上げられると思う。
といっても、これは難しいけど、まだ芸術、人文系の院やバンドマンを目指すより万人に開かれた可能性であり、確実な方向性である。是非とも挑戦してほしい。

遅れてきた【HIKAKIN・キッズ性】
今ユーチューバーをやってる高学歴、特に医学部や多浪勢はおそらく中高時代に第一次YouTubeブームを迎えていた世代ではないか。
彼らが教育虐待ガリ勉してたころに、クラスのお調子者や女子の一軍たちはHIKAKINキッズやTikTokをやってたはずだ。
だから単純に青春の取り戻しという観点でやってる人もいるんじゃないかと思う。まあこれは一部分だけど.

③単純に就活の早期化や学費の高騰により未来に希望が持てなくなっていること。
これは【投げやり】性である。

希望が持てないことや非既得権益性が行動の後押しになることすらある。
顔を出して情報発信することで、失うものは日本社会が規範に溢れていた代わりにまだマイホームや家庭を持つことなどの豊かさを持っていた2000年頃の若者に比べて格段に少ない。
勿論彼らの苦労も大変なものであろうが、ゆとりや就職氷河期の世代に比べて、希望も失うものがおそらくないと前からわかっているからこそのYouTubeである。

寝そべり族やそのパロディだめライフ愛好会、更に既得権益なFIRE、生活保護などを訴える弱者界隈など。この流れにYouTubeブームは確実に位置している。

例えるならばTikTokやInsta、YouTubeをしないで真面目に就活をして学校に行ったところで得られるものは低賃金労働独身生活だとすればYouTube投稿を継続した方が得られるものが多いのは事実である。

YouTubeの難点として、例えば人前で喋るのが苦手だったり、やる気がなかったり、なかなか実家に暮らしてたりすると難しい。名著YouTuberのなりかたに書いてあるように、特に家族バレのリスクを負いながらやるのは黎明期には難しいだろう。この記事を読まれてる方が陰キャの場合、家族と仲の悪いといった事情も想像に難くない。

私はYouTubeが人生や生活の遊びや真剣に遊ぶ、お金や思想が動く/発展余地のあるスペースとして活用されることを願う。

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