幸せへの近道 ―プロを超える体験―

(読了目安9分)

今回は、「愛や本質に近づく努力を続けると、プロを超える」という話です。
プロを超えれば本質的な社会貢献ができるようになり、結局自分が幸せになれます。


◎幸せへの近道 ―プロを超える体験―


「どうやったらお金をたくさん稼げるか」

「どうやったら愛や本質に近づけるか」

前者と後者の考え方では、後者が幸せへの近道です。
前者の考え方だけでは、幸せに近づくことはできません。
マスターはこの15年ほど、どうやったら愛や本質に近づけるか考え続け、できる限り実践を続けてきました。
その結果、おもしろい体験をすることができたんです。
興味がある分野に限ったことではありますが、簡単に表現すると「プロを超える体験」をすることができたんです。
また、それを実際に体験してみて「人は努力すればできる」ということがわかりました。


それぞれの人が、「自分が興味をもっている分野」に関して努力を続ければ、その道のプロを超える体験ができるんです。


他にも、「プロの業界には限界がある」ということがわかりました。
プロから教えてもらう「〇〇教室・〇〇スクール」などは、お金のために仕事をしている先生がほとんどで、愛や本質には無関心な人が大半です。
たとえばマスターの父はネパールでNGO活動をしていますが、どこにも所属せず、給料とは無縁で仕事をしています。
父はNGO活動について、その「業界」を一度も経験したことがなく、ただ「困っている人を助けたい」という純粋な気持ちで活動を始めました。
その結果、現在は多くの団体と連携をとり、国際協力最大手と言えるJICA(ジャイカ)の講演会に、「講師」として呼ばれるようになりました。


マスターも以前、包丁の使い方について、食や栄養系の大学の生徒から、「うちの大学に教えに来てください、先生はここまで教えてくれません」と冗談で言われたことがあるんですが、やはりマスターも、プロの教育を受けたことも、団体に所属したこともないんです。
それでもプロに包丁の使い方を教えることができます。


大切なことは、どこかの学校を出たとか、資格を持っているかなどではなく、愛や本質をベースに考え、実践できるかどうかです。
それができれば、学歴や資格を超えることができ、さらにその道のプロを超えることができるんです。


逆に言えば、学歴や資格を持っているだけでは、それ以上のステージに到達することができないということです。
愛がないとストレスが溜まるため、お酒を飲んで不満や愚痴を言うだけになってしまい、自分が成長できないからです。


人は本当にやりたいことをやらないと幸せになれないようになっています。
そして、人が本当にやりたいことは、飲酒やギャンブルではありません。
それらは、本当にやりたいことをやれない人の「痛み止め」です。


幸せへの近道は、

「どうやったらお金をたくさん稼げるか」

ではなく、

「どうやったら愛や本質に近づけるか」

です。


このことを意識して愛と本質を追い続ければ、素晴らしい体験ができると思います。



以下、マスターの「興味がある分野」から、「プロを超える体験」と言えるものを書きますので、よかったら気になる分野だけ読んでみてください。
これからなにかを始めようとしている人にとって希望になればと思います。
「どうせ自慢話でしょ」と思う人は、ここを飛ばして「◎まとめ」を読んでください。


<人間関係>
「どうやったら愛や本質に近づけるか」と考え、その答えを実践し続けることで、人間関係の口論がなくなり、その結果ストレスがなくなりました。

昔のマスターは、全て他人のせいにし、口論が絶えませんでしたが、なにが愛なのか、なにが本質なのか自分に問い続け、愛だと思うことを実践したんです。

愛を実践しようと思うと、「原因は全て自分の中にある」ということがわかり、他人に対する否定的な思考や恨みなどもなくなりました。
その結果、他人を責めたり恨んだりする労力を自分の成長のために使うことができ、自分の成長を感じることができるようになりました。
それは自信につながり、自信がつくほど自分が楽になっていったんです。

平和活動家や心理学者、精神科医、占い師などの「プロ」でも口論が絶えず、離婚は当たり前ですし、宗教指導者でさえ家族間の口論は当たり前ですが、愛や本質を追求し続けた結果、否定的な感情や口論がなくなりました。
やがて、彼らのようなプロからの相談や悩みを聞く場面も出てきたとき、自分は本当に幸せなんだと感じました。

誰からも好かれることは不可能ですから、マスターのことを嫌いな人はいると思います。
しかしマスターは人を嫌いになることがなくなったので、若いころよりも人間関係がストレスになることはなくなりました。
今は「幸せなフリ」をする必要がなくなり、余計な緊張もありません。
もちろん何事も無常ですから、この幸せは永遠ではなく、「今は幸せ」というだけですが、少なくとも「どうやったら愛や本質に近づけるか」と考え実践することで、人間関係のプロと言える人たちにも味わえない「幸せな感覚」になれたのは事実だと思います。




<包丁の使い方>
マスターが自分の仕事としている「包丁の使い方」については、包丁の技術と知識をスタッフに教えたことでスタッフが成長し、新品状態としては「世界初」の切れ方をする包丁の開発ができました。
スタッフはその包丁を普及するために会社を作り、今は包丁を使う喜びを味わいながら、スタッフたちと調理をしています。
↓スタッフが作った会社のサイトです
https://www.katabayui.com/

マスターはもちろん、スタッフも、調理師などのプロに包丁の使い方を教えられるまでに成長しています。
調理のスピードについては、たとえばマスターの店で1週間修行した女子大生が、料理歴が9年の調理師よりも短時間で鶏のもも肉を処理しました。
本質的な包丁の使い方を学べば、みんなうまくなります。
※食材の切り方は、上のサイトの動画で見ることができます
※このnoteの「料理に愛を」マガジンも参考にしてください



<日曜大工>
日曜大工は、木の特性や電動工具について勉強し、プロの仕事内容がわかるようになりました。
作品を気に入ってくれたお客様から注文を受けたこともあります。
現在住んでいる店舗兼住居の基礎の図面はマスターが描きました。
木工は、「乾いた野菜」を切る感覚、野菜は、「水分がある木」を切る感覚で考えると、見えてくる世界があります。
ペンキ塗りでは、気温や天気の変化、屋外だと「夜露」のタイミング、そしてペンキ自体の水性、油性などの特徴から、適切な塗り方を理解することができ、状況に応じて身体が動くようになりました。
ある日作業をしていると、工務店の社長夫人と思われる年配のお客様から、「あなたずいぶん慣れてるわね」と声をかけてもらったのが印象的でした。



<車の運転>
車の運転については、これまで数十人に教えてきたことで考え方が整理でき、警察官やプロドライバー(二種免許所有者)の運転が見えるようになりました。
二種免許を持っている人でも、お金のために運転している人が少なくないということや、安全運転や愛をベースに実践しているわけではないことなどが理解できました。
今では、警察関連や公共の車など、プロドライバーの運転の質をチェックするのが楽しくなっています。
たとえばハイヤーの運転手は、スーツを着て白い手袋をつけ、黒塗りの高級車にお客様を乗せるのが仕事です。
ある意味プロ中のプロですが、マスターはハイヤーのドライバーの運転をチェックすることもできるようになりました。



<バイクの運転>
バイクの運転は、本質を求めて数年間練習をしたことがありました。
以下、思い出深いエピソードです。

マスターの運転の噂を聞いた白バイ隊員や警察署員が、マスターを訪ねてきてくれたことがあり、白バイ隊員には、プライベートで走り方を教えたこともありました。
(マスターを捕まえに来たわけではなく、笑いながらおしゃべりしましたよ)

「元タイヤメーカーのテストドライバー」が、「お前の運転を見てやろう」と言ったので、その人とバイク2台で走ったところ、その人はマスターについてこれず、バックミラーを見ながら彼のペースに合わせて走った記憶があります。


マスターが付きっ切りで乗り方を教えた女性ライダーは、マスターも驚くほど成長し、初めて走ったサーキットの2週目で、その走行会の主催者より速いタイムを出して周囲を驚かせたことがあります。
また、マスターも知っていたプロライダーが出演していた「テクニック系ビデオ」にある道と同じ道を走ったとき、スピードメーターを見て、マスターの方が速く走る場所があることがわかったんです。
知人に「スピードメーター確認したら、プロライダーより速く走ってた」と話したところ、「ムリムリ」と鼻で笑われ、信じてもらえませんでした。


以上です。
上記は、愛や本質を求める行動がベースになっていて、マスターはそれぞれの分野で、誰からも教えてもらったことがありませんでした。
どの分野についても「スクール」と呼ばれるものに通ったことがないんです。
既存の方法にこだわらず、物事の本質を自分で考え、自分を鍛えていくこと・・・いま思えば、それが幸せへの近道だった気がします。


◎まとめ


マスターの知人には、すごい潜在能力を持っている若者たちがいます。
ただ、彼女たちはまだ社会の仕組みを知らず、自分の潜在能力を知りませんから、なにかをしようとしたとき、「専門学校・スクールに行こう」と考えてしまうかもしれません。
たとえばレストランを開業しようとしたら、調理師専門学校に行くかもしれませんし、モデルになろうとしたら、モデル事務所に所属したり、「歩き方教室」に通ってしまうかもしれません。
実際は、それ以前にやる必要があることや、やらなくてもいいことがあり、その振り分けの後、学校や事務所を経由せず夢をかなえる方法があるんです。
調理師専門学校やモデル事務所の多くは愛や本質ではありませんから、もし行けば、夢がかなう可能性は低くなります。
反対に、マスターの店で新しいタイプの包丁を作ったスタッフは、「画期的な包丁があります、私と作りませんか?」と、直接包丁メーカーに問い合わせました。
その結果熱意が伝わり、包丁メーカーの社長が会いに来てくれたんです。
そして開発費の負担なく、新しいタイプの包丁を世に送り出すことができました。
包丁を作りたいからといって、包丁メーカーに就職する必要はないわけです。
この時点でプロを超えていると言えますが、これが「愛や本質」をベースに行動した結果です。


プロはもともとプロだったわけではありません。
また、その分野の第一人者には先生がいませんから、先生がいなくても、つまりなにも教えてもらわなくても、その道のプロになって社会貢献することはできるんです。
一概に言えませんが、「お金を払って教えてもらう」というのは、ある意味「受け身」で、考えることをやめてしまう行為なんです。
そして現在の社会システムでは、多くの場合、「教える側」が儲かるようになっています。


「本当に大切なことはなんなのか・・・」


本質を追い続けてください。
それが幸せへの近道だと思います。

・・・

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