お酒と愛 1

(読了目安3分)

以前、飲酒運転でひき逃げをしてしまった元「モー娘。」の「吉澤ひとみ」被告が、その直後に芸能界を引退しました。
人気があったアイドルなだけに、日本中で話題になった事件でした。
飲酒運転を筆頭に、お酒の社会的悪影響が話題になっている今、マスターもお酒と愛の関係についてあらためて書いておきたいと思います。
全6話の長い話になりそうですが、お付き合いください。


まずは、長く愛されたいと願いながら、ついついお酒を飲む人に質問です。


みなさんがお酒を飲むのはどんなときでしょうか。


これまでにも書いてきたように、庶民がお酒を手軽に飲めるようになって数百年、お酒にまつわる悲劇はいまだに続いています。
先人の教訓として、お酒は「三悪」のひとつになっていますが、現代人はその教訓を活かせるほど大人ではなく、21世紀になっても、お酒に飲まれてしまう人がたくさんいます。


特に新年度になると、「新入生・新人の歓迎」と称してお酒の席が設けられ、年末年始には「忘年会・新年会」と称し、暴飲する人が増えます。
そして毎年のようにいろいろなトラブル、そして悲劇が繰り返されています。


「お酒を飲むのはどんなとき?」



実際にどんなときに飲むか、みなさんも思い出してみてください。
お酒を飲むときって、いつも「愛されたい」と思っているときじゃないですか?

「癒されたい」

「寂しさを紛らわしたい」

「ストレスを発散したい」

「自分にご褒美をあげたい」

「思いっきり楽しみたい」

「悩みを聞いてもらいたい」


これらは、「愛が欲しい」と思っているときの欲求です。


ということで、「お酒を飲むのはどんなとき?」


答えは、


「愛されようとしているとき」



となります。


ですから、愛そうとしているときにお酒を飲むことはありません。
一例として、妊娠したときにお酒を飲まないですよね。
誰かに勧められてももちろん飲まないはずです。
理由は、子どもを愛そうとしているからです。
愛をそそごうとしているときにお酒を飲む人はいないんです。


大人の愛は先払いですから、愛されたいなら愛する必要があります。
つまり、愛されたいならお酒を飲んではいけない、ということです。
「愛されたい!愛がない!」と嘆きながらお酒を飲んでいる人は、永遠に愛にたどりつくことはありません。
愛のようなものを見つけては見失う・・・そんな一生を送ります。


以下はマスターが好きな歌の歌詞です。

あなたが美しいのは 愛されようとするときじゃなく

あなたが美しいのは ただ愛そうとするとき



お酒を飲む人は、愛されようとしているわけですから、美しくないんです。
お酒を飲む人は美しくないわけですから、長く愛されることはありません。
不思議なことに、こんなシンプルなことを理解できず、お酒を飲んでは「愛が欲しい!」と叫んでいる人は後を絶ちません。


たしかに「酔った女性」はかわいく見えることもあります。
しかしそれは長く愛する対象としてではなく、短い恋愛の対象としてです。
お酒の席で始まった恋愛は、良好な関係を長く続けることはできません。
お酒を飲む人、つまり愛を欲しがる「子どもの思考」同士の恋愛は長く続かないんです。


ということで、長く愛されたいなら長く愛をそそぐ必要があります。
長く愛されたいなら、お酒を飲んでいる場合ではないはずです。


余談ですが、「あの人の楽しみはお酒しかないから」と言う妻がいます。
これは愛する努力を放棄した人の言葉です。
夫が本当に欲しいものは「お酒」ではないんです。
この言葉の意味が今理解できなくても、愛について考えながら生きていれば、いつか必ず理解できるときがきます。
それまでは、表面的なものだけでもいいですから、「夫が本当に欲しいものはお酒ではない」、この言葉を忘れないでください。


次回に続きます。

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