別れの本当の理由

(読了目安4分)

自分がふられた本当の理由を考えるときのヒントです。


はじめに質問です。

みなさんは恋人をふった経験は、ありますか?
ふったことがある人は、別れの「本当の理由」を伝えましたか?


恋人の子供の思考にうんざりしたのが本当の理由だったのに「私は仕事に専念したい」と言って別れたり、相手の「ウソ・ギャンブル・暴言」などが本当の理由なのに、「お互いの未来のため」と言って別れたり、ヘンなクセや体臭が我慢できないのが本当の理由なのに、「性格の不一致」などと言ってみたりなど、「本当の理由」を伝えなかったことがある人も多いはずです。


「好きな人ができたから」という理由も、本当のようで本当の理由ではありません。
好きな人ができる前に、「今の恋人に飽きた理由」があるからです。



そして、恋人に伝えなかった「本当の理由」こそ、相手の成長にとって大切なことだったんじゃないでしょうか。
しかし元恋人は、本当の理由を知らないまま、あなたにふられ、次の恋愛を始めます。
本当の理由を知らないまま恋愛を始めるということは、成長しないまま恋愛を始めるということです。
これでは次の恋愛も、同じことの繰り返しになる可能性が高くなります。


さて、あなたがふられたことがあるなら、その「本当の理由」は、なんだと思いますか?
あなたがこれまでに、別れの本当の理由を伝えなかったことがあるなら、逆にあなたも、本当の理由を伝えられないままふられた可能性もあるわけです。



◎ふったことしかないんで


「私、男をふったことしかないんで、ふられた理由で悩んだことはありません」。


こんなことを言う女性もいます。


しかし、相手が、自分がふられるように仕向けた可能性もあります。
みなさんも考えたことがあるかもしれませんが、恋人をふると、恨まれたり、つきまとわれたり、ストーカーされることがあるため、わざとふられるように仕向ける男性もいるんです。
あなたがイヤになった「彼氏の行動」は、あなたから嫌われるための演技だった可能性もあるわけです。


しかし、仮にそうだとしても、そうされたことに対して失望したり怒ったりするのは間違いです。
相手を責めると、自分を成長させる時間がなくなりますから、あなたにできることは相手を責めることではなく、自分に原因を求め、自分を成長させ、次の恋愛に活かすことです。


これまでにも書いてきたように、他人を責めるというのは、「自分が正しいと信じている」ということです。
自分が正しいと信じると、自分を改善しようと思わなくなりますから、自分が正しいと信じた時点で、自分の成長が止まります。
成長しないまま歳をとるということは、年齢相応の知恵が身につかず、歳をとるほど年齢と知恵のギャップが大きくなっていき、やがて孤立するということです。
親戚など、事情があって離れられない間柄でも、彼らの「心」は確実に離れていきます。
その寂しさが、本人の思考や行動をさらにおかしくしていき、ストレスや口論の悪循環におちいっていきます。


人間は「誤解・勘違い・記憶違い」を頻発していますから、信じていいのは、「自分の正しさ」ではなく、「人間の不完全性」です。
自分も含めた「人間の不完全性」を信じることができれば、あなたはストレスから解放されます。

◎まとめ


あなたが恋人をふったとき、本当の理由を伝えなかったことがあるなら、恋人があなたをふったときも、同様だったかもしれません。


人の成長のカギは、口にされなかった「本当の理由」にこそあります。
自分がふられた理由がわからない人は、自分が恋人に伝えなかった「本当の理由」を思い出し、それを自分にあてはめてみるのもひとつの方法です。

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