宗教 1 宗教の限界
(読了目安8分)
※今後10話以上続けて宗教関連の話を書きます。
以前と重複する部分もありますが、よかったらお付き合いください。
「人生がうまくいかない理由・長く愛されない理由」は、「宗教」にもあります。
宗教は、苦しい時に始める人が多いことは、みなさんもわかっているとおりです。
宗教は、「お酒・ギャンブル・過食・ペット」などと同じ「痛み止め(心の痛み止め)」の一種だからです。
お酒に代表されるように、「痛み止め」というのは、原因を「外側」に求める人が使うものです。
原因を外側に求める人は自分を変えるつもりはないわけですから、宗教では愛にたどりつけません。
人は愛が手に入らないと寂しい思いをし、ストレスを抱えます。
愛をそそげる人は愛が返ってきますから、寂しい思いはしません。
寂しい思いをしてストレスを抱えるのは、愛をそそげない人です。
たとえば、「口臭・猫背」がある人は、愛をそそいでいませんから、愛が返ってくることはなく、寂しい思いをします。
人間関係は当然うまくいきませんから、ストレスが溜まります。
そして、ストレスが溜まる理由がわからず、「これ以上ムリ」となったとき、人によっては、「神の力」に頼ってどうにかしようとするわけです。
しかし宗教では、「孤立の原因は口臭と猫背が原因です」とは教えてくれません。
「先祖供養が大切です」
「日々のご奉仕が大切です」
「周囲の人を導くのが大切です」
「開運のお守りを買ってください」
「年会費1万円を納めてください」
と助言のようなものをくれるだけです。
ですから、宗教では根本的な解決になりません。
長く愛されるために大切なことは、先祖供養ではなく、口臭と猫背の改善なんです。
宗教を始める人は、まだやれることがあるのに、それをせず、「もう自分はやるだけやった、私のストレスは私が原因ではない」と言っているわけです。
「自分は悪くない」と言って、自分の成長を放棄しているわけですから、長く愛されるはずはないんです。
さて、今回からしばらく、「宗教」マガジンで投稿が続きます。
以下のような人にオススメの内容ですが、どうでしょうか、なにかあてはまりますか?
◎「宗教ってなに?」と思っている人
◎宗教に不信感を持っている人
◎知恵のひとつとして宗教について知っておきたい人
◎宗教についての思考の幅を増やしたい人
◎宗教を始めようと思っている人
◎宗教をやめようと思っている人
◎盲目的な信仰に疑問がある人
◎宗教について他人の考えを聞きたい人
念のため、マスターは「無宗教」です。
ただ、宗教を頭から否定するつもりはありません。
人類はまだ宗教を卒業できるまで成長していませんから、お酒・タバコ・ギャンブル・不倫などに縁がない人のための、「痛み止め」として機能していることは理解しているつもりです。
ということで、前置きが長くなりましたが、本題に入りましょう。
◎はじめに
マスターが宗教のことを書こうと思った理由は、長く愛されるための知恵として宗教の話を外せないのはもちろん、「宗教のことで悩んでいる人が多いから」です。
マスターも、30代半ばまでは、ある意味「悩まされた」と言ってもいいかもしれません。
宗教の目的のひとつは、人の悩みを少しでも軽くすることですが、目的とは逆に、悩みや混乱、争いの元になっていることも多々あります。
マスターも実際にそんな場面に出くわし、宗教にまつわる悩み事も数多く聞いてきました。
みなさんも、遅かれ早かれ、人生の中で一度は「宗教問題」に触れるときがくると思います。
自分の問題だけでなく、仕事やプライベートの人間関係、また、彼氏や彼氏の親戚が熱心な宗教家だったなど、思いもよらぬ場面で宗教について考える場面が出てくるかもしれませんが、そんなとき、この内容を読んでおけば、なにも迷うことはありません。
また、今現在、まさに悩みの中にある人も、これを読むうちに明るい結論に近づけると思いますし、何の悩みもない人も、宗教問題で悩んでいる人に助言ができるようになるかもしれません。
宗教ってなんなのか?その宗教によって人がどんな思いをしているのかなど、他人の気持ちや社会の仕組みなどを知るチャンスにもなります。
マスターの周りには、
「宗教否定派」
「興味ない派」
「お付き合い程度派」
「マジメに信仰する派」
など、様々な立場の人がいます。
それに加え、身内が強引な勧誘による「被害」に遭ったことや、マスター自身が難病のせいもあっていろいろな宗教に誘われたこともあり、宗教に関わってきた経験はある方かもしれません。
マスターは、生まれつき洗礼を受けるような宗教家族に生まれたわけでもなく、宗教団体のスポンサーもいませんので、宗教に対する発想も発言も自由です。
安心して読んでくださいね 。
◎宗教の限界
一概には言えないですが、宗教団体にはそれぞれに独自の教義があり、教義が似ていて仲がいい団体もあれば、教義が違い反発しあっている団体もあります。
大きな流れでは、「教義を超えて仲良くしよう」という理想で一致しています。
しかし、宗教間の戦争を見ればわかるように、実際は不可能です。
宗教を「一個人」に例えると、限界があることがわかりやすいと思います。
個人にはそれぞれに独自の価値観があり、価値観が似ていて仲がいい人もいれば、価値観が違い反発しあっている人もいます。
大きな流れでは、「お互いを認め合って仲良くしよう」という理想で一致しています。
しかし、人々のトラブルを見ればわかるように、実際は不可能です。
宗教もこれと同じなんです。
宗教に熱心になるということは、個人レベルで言えば、自分の価値観に固執するということです。
同じ価値観を持ったグループ内ではそれでいいかもしれませんが、一歩外に出れば争いは絶えません。
「同じ考え方じゃないと仲良くできない」なんて、まるで子供の世界ですが、恋愛や結婚がうまくいかないのは、まさに自分の価値観に固執し、違う価値観を認めないことが理由なんです。
大人の思考なら、つまり知恵があるなら、「価値観の違いによる差」は埋めることができるはずです。
「宗教間戦争がある」・・・このことが、宗教の限界を現しているのは明らかです。
長く愛されるためには、争いを避ける必要があります。
◎宗教は知恵から生まれた
宗教は「知恵」から生まれたものです。
ですから、「知恵」そのものを身につけてしまえば、宗教を信仰する必要はなくなるわけです。
長く愛されるには、長く愛する力を持った人をパートナーにする必要があります。
そして長く愛する力を持った人をパートナーにするには、あなた自身が長く愛する力を身につける必要があるということも書いてきました。
「長く愛する力」というのは、「知恵」のことです。
つまり、「長く愛されるためには知恵を身につける必要がある」ということです。
そして、「知恵」を身につけている人は、「宗教」は無用になります。
「知恵」は宗教を超えているからです。
世の中には、宗教がないと生きていけない人もいますが、「宗教を信仰してはいけない」と言う人たちもいます。
それは、宗教は知恵から生まれたものであり、知恵と比べて宗教には限界があると知っているからです。
このような考え方から、マスターも最終的には「宗教は信仰してはいけない」という結論になりますが、その理由をしっかり理解して次のステップに進むために、この「宗教」マガジンが有効です。
宗教を信仰してはいけない理由がわかると、次に「宗教に準じたもの」もやってはいけないとわかってくるようになり、これが腑に落ちたときは爽快です。
その爽快感を味わってもらえるように、身近な例え話なども含め、できるだけやさしく、どこから読んでもいいような短編で書いていきたいと思っています。
次回から、以下のような内容でいこうと思います(順不同)。
◎昔の教祖は純粋な利他主義だったか
◎古い経典は現代まで正確に伝わっているか
◎指導者に悩みはあるか
◎教祖が宗教を始める理由
◎なぜ宗教が必要なのか
◎宗教とマスターの関わり
◎なぜ在家信者を募る宗教があるのか
◎なぜ酒とタバコをやる者を認める宗教があるのか
◎宗教の勧誘は人助けなのか
◎宗教はなくなるか
◎教祖が生きている宗教はだめなのか
◎教祖は利他から利己へ
◎宗教に頼ると
◎宗教はすべて営利目的か
◎内部闘争はあるか
◎宗教は平和を生むか、争いを生むか
◎自分の宗教だけが正しいのか
◎宗教にはなぜ限界があるのか
◎「この宗教じゃないと病気は治らない」は本当か
◎なぜ宗教をやってはいけないのか
・・・
投稿タイトル一覧は以下です。
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