私は役に立っているの?

(読了目安3分)

今回は、「慰め・容認・褒め言葉」など、他人からの言葉を欲しがる人についてです。


みなさんは、職場の同僚から「私って役に立ってるのかな・私なんかいなくてもいいのかな」と言われたとき、どう答えますか?

また、そんなことを何度も質問してくる同僚をどう思いますか?



相手は自分の質問に対して「慰め・容認・褒め言葉」を欲しがっているんです。



家庭でも職場でも、自分の行動に自信がないと、「私、役に立ってる?」と周囲に尋ねたくなり、周囲からの「役に立ってるよ・君がいないとこの仕事は回らないよ」という「心の痛み止め的な言葉」に頼りたくなります。
その場では瞬間的な痛み止めの効果はありますが、不安になるとまた同じ言葉を求めます。
やがて同じことを何度も尋ね、痛み止めの言葉がないと自分の機嫌を保てなくなり、言葉を求める頻度も上がっていきます。



まるで薬物依存と同じです。



そうなると徐々に周囲から嫌われるため、本格的に自信をなくしていきます。


では、どうすればそうならずに済むのか。

「褒めちぎってくれる人に囲まれればいい」と考える人もいるかもしれませんが、それは外見的に美しい女性に限りますし、時間的にも環境的にも精神的にも、すぐに限界が来ます。



では、どうすればいいか・・・



そう、「自分で自分を褒められる自分」になればいいんです。



他人から言われなくても自分で「役に立っている」と信じることができるぐらい努力をすればいいんです。


「私は絶対に必要とされている・私がいないと本当に仕事が回らない」と、客観的に本気で思えるほど、社会の役に立つ自分になってください。
自分で自分を信じることができているわけですから、他人からの慰めや褒め言葉は無用になります。


むしろ、批判されたとしても「私は自分で自分を認めている。あなたは勝手に言っていればいい」と思えるようになります。


「私は自分で自分を認めている」と言いつつ、なにかあればすぐに不安になるなら、それは努力が足りていないからです。



◎私のこと愛してるの?


以前も書きましたが、仮にあなたがパートナーから愛されているか不安になり、パートナーに対して「私のこと愛してるの?愛してるって言ってよ」と催促するなら、パートナーからの返事がどうであれ、あなたは愛されていません。
愛されている人、つまり「愛をそそげている人」は、そんな質問をしないからです。


もし「愛してるよ」と言われても、あなたはすぐに「だったら態度で示して」と次の要求をするはずです。
それをしているうちはいつまで経っても満たされることはありません。


ですから、「私のこと愛してるの?」と言っている限り、愛されることはないんです。



備考:

人の役に立っているか不安な人が、人の役に立つ実力を身に付け、人から頼られたとき、今度は「私に頼らないでよ!」とイライラするとしたら・・・それは、「頼られないと不安になり、頼られるとイライラする」ということです。
忙しいと、「忙しい!」と、文句を言い、ヒマだと「ヒマだ!」と文句を言う人と同じです。
これじゃどうにもなりませんよね。

人の役に立つ喜びを味わえる人になりましょう。

そのために、自分で自分を褒めてあげられる実力を身に付けてください。

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