語学留学 3 短編集

(読了目安7分)

語学留学の第3話は、以下に沿って短編を書きます。

◎心の旅
◎インターネット
◎太る
◎まず自分の足元から
◎番外
◎まとめ

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◎心の旅


語学留学を「旅」と考えた場合、「旅の恥はかき捨て」とばかり、遊びに走ってしまう女性もいます。
旅の出会いはとても刺激があり、その気があればすぐに現地の男性と恋愛や肉体関係に発展します。
その快感がクセのようになってしまい、旅を止められなくなる人もいると思います。
20代まではそれでもいいんですが、30歳を過ぎてもまだ外側に向かって旅を続けていると、愛をそそぐ時間が短くなっていきます。


「留学」や「旅行」など、「外側に向かう旅」は、「自分の中に答えがある」という答えにたどりつくための旅なんです。
その答えにたどりついた後に、人生の本番である「心の旅」が始まります。
「心の旅」を楽しめるようになれば、刺激を求めて地球上を動き回ることもなくなり、自分との対話がメインになります。
いかに愛をそそぐか、いかに他人の役に立てるかというテーマが始まるわけです。


40歳を過ぎてもまだ外側の旅を続け、自分の中を見ることができない人も時々見かけますが、マジメな話、そんなことでは愛にたどりつけなくなります。
「自分探し・自分癒し」だけを人生の目的にしていたら、長く愛されません。

自分の心に目を向け、自分の中に答えを見つけることで、本当に欲しいものが手に入ります。





◎インターネット


インターネットの普及で、海外に居ながらリアルタイムで母国の人と話せる時代になりました。
マスターの店にも外国からの語学留学生が体験学習をしに来ますが、中にはほとんど毎日のように母国の人と話す人もいます。
さて、この便利さを、母国の人に愚痴を言うために使うのか、それとも、母国の人を安心させるために使うのかで、滞在の充実感は大きく変わってきます。
もちろん母国の人を安心させるために使うのが「愛」です。
語学そのものだけなら日本にいても充分に学べますから、留学する人というのは、同時にその国の文化も学び、自分を鍛える覚悟がある人のはずです。
異文化に触れて愚痴を言い「私の国では考えられない」と不満になるなら、帰国すればいいはずです。



◎太る


語学留学は太ります。
語学留学に行き、半年とか1年後のうちに体重が増える人っていますよね?
それ、なぜか知ってますか?

・・・

そう、ストレスが溜まるからです。
ストレスがなければ必要以上に「食べたい」と思いませんから、留学当初の体重はキープできます。
外国に行くと、初めは気が紛れるので「ストレス」に感じないことでも、徐々に時間が経つとストレスになっていき、最後は食べるぐらいしか楽しみがなくなってしまうんでしょうね。
周囲も「もてなし」として食べさせようとしますし、食べる側も、相手に失礼のないようにと、食べ続けてしまいます。


食事を勧める人に対して「食べ過ぎると太っちゃうから」と断ろうとしても、「太めの方が健康的でいいよ!」とか、「太めの女性の方が優しい感じがする」とか言われ、その言葉に甘えてしまう場合もあるかもしれません。
留学での肥満は、現地の人と留学生のコラボによって出来上がります。
男性が本心では太めの女性を求めていないことは、以前書いたとおりです。



◎まず自分の足元から


留学では、現地ホストファミリーとの関係で、生活文化の違いを思い知って落ち込んだり、ホストファミリー内のマイナスな家族関係に巻き込まれたりすることもあるんだそうです。
また、まれにですが、留学以前に日本の斡旋業者がお金だけ取って、逃げて(倒産して)しまうなんてこともあるようです。
語学留学は、語学の習得には魅力的な方法です。
しかし、何度も書くように、単純に語学だけなら、今は日本にいても充分に学べる時代です。
ですから、語学以上の体験をして見聞を広めることが目的なら、海外渡航もいいかもしれません。
ただ、「世界を知るにはまず日本から・世界に出る前にまず自分の足元から」、という側面も忘れてはいけないと思います。
日本人なのに日本のことを知らないとか、成人しても自分のことがなにもできないまま世界に出てしまうと、後から続く日本人が軽く見られ、国際的な評判が落ちます。
せめて「挨拶がはっきりできる・約束を守る・忠告や指示を素直に聞ける・いつも笑顔でいられる」など、基本的なことができてからの留学が、お互いにとって大切なことと言えます。


念を押しますが、外国はあなたに幸せを運んでくれませんし、外国語も同様です。
幸せはいつもあなたの中にあります。
あなたを幸せにするのはあなた自身の力です。


◎番外


番外として、日本に来ている外国人男性が、日本人女性を口説くパターンについても書いておきますね。


たとえばあなたが大学生で、日本に来ている外国人留学生に口説かれるパターン、それから、あなたが社会人で、海外から出張中の外国人男性に口説かれるパターンなどです。
これも多くの場合は、外国人の男性が、日本で日本人の彼女を手に入れることが目的です。


日本人男性に魅力を感じられない女性の中には、「外国人男性は積極的で優しい」と感じる人もいるかもしれません。
しかしそれは、「誰でもいいから日本人の彼女が欲しい」という、外国人男性の焦りがそうさせている可能性も充分にあります。
母国を離れて寂しいでしょうし、お金もたくさん持っているわけじゃないでしょうから、プロの女性ばかりに世話になることもできません。
むしろ素人女性を彼女にする方が、「男性として魅力的」ということでもあります。
「アジア一番人気の日本人女性」を彼女にすればステータスになり、周囲には自慢できることなんです。
ですから外国人男性はがんばります。


外国人男性が母国に帰国する時まではなんとか続く関係でも、ほとんどの場合、帰国を機に別れることになります。
それは、外国人男性に「それ以上恋愛を続ける気がないから」という理由ばかりではなく、日本人女性側にも目先の欲を優先する気持ちがあるからです。
お互いに自分のことばかり考えているのは「子どもの思考」ですから、恋愛が続くはずもありません。
また、たとえ結婚したとしても、国際結婚の行く末は、通常の結婚よりもマイナス面が多くなります。
「妊娠後の国際結婚」なら、なおさらかもしれません。


マスターがここまで書くと、みなさんは「そんなんじゃ恋愛なんてできないじゃん!」と思うかもしれません。
でもそれについては大丈夫です。
人は出会いと別れを繰り返しながら成長していくからです。
恋愛でなにが起こっても、それは全て自分の責任だということを肝に銘じて、そこから学び、次の恋愛に活かすことができれば、無駄なことや、いけないことなんてありません。
迷った時はこのnoteだってあるんですし。
ただ、30 半ばを過ぎた女性が、前回書いたA子さんのシナリオをやってしまうと、長く愛される女性になるためには、かなり苦労しないといけないと思います。


マスターは32 歳までいろいろな恋愛をしてきましたが、それが「人生経験」となって今の生活を支えています。
どんな形の恋愛でも、無駄なことはひとつもありません。
「私、恋愛にさえならないのよ!」という女性は、とにかくこのnoteを初めから読んでみてください。
なぜ恋愛にさえならないのか、きっとわかります。





◎まとめ


語学留学は、その動機が「愛」なのか、それとも「逃げ」なのかで、大きく違ってきます。

語学留学


娯楽留学

堕落留学

このシナリオを演じないようにしましょう。


「語学留学」シリーズは以上です。
最後までありがとうございました。

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