変人ではなく天才かもしれない

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たとえば野球やサッカーなど、肉体を動かす「運動」の場合、中学生でプロ並みの運動能力を持っていると、周囲からもてはやされ、スカウトされ、充分な環境で力を発揮することができます。

しかし頭を動かす「頭脳」の場合、プロ並みの頭脳を持っている中学生は、現在の日本の教育制度だと「プロリーグ」に入るどころか変人扱いされてしまい、充分な環境で力を発揮することができません。


プロ並みの運動能力を持っている中学生は、同級生とプレーしても幼稚園児とプレーしているようなものです。
同じように、優れた頭脳を持っている中学生は、同級生と勉強しても、まったく刺激にならず、できれば大学の研究室で最先端の勉強をしたいわけです。
しかし中学生が、卒業と同時に企業や大学の研究室に招かれることは、日本ではほとんどありません。
日本は、優れた運動能力を伸ばす制度はあっても、優れた頭脳を伸ばす制度がほとんどない国だと言えます。

みなさんの周りにも、優れた頭脳を持っている人がいるかもしれません。
そんな人たちを「変人だ」とひとくくりにせず、「天才かも」、と一目置くことも愛だと思います。

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