旅先の恋愛が続かない理由

(読了目安3分)

旅先での出会いがあまりにも刺激的で、愛の判断力が鈍ってしまう女性がいます。
旅先の出会いを「運命の出会い」と感じ、永遠の愛が続くと錯覚してしまう女性です。


旅先での出会いが本当に「運命の出会い」ならいいんですが、旅先で出会った男性と恋に落ちても、長く愛されることはほとんどありえません。


その理由はとても簡単です。
人が「旅」をする理由の多くは、「自分探し」「ストレス発散」「自分へのご褒美」などです。
つまり旅をしているのは、自分探しの最中の人ですし、ストレスが溜まる人ですし、自分癒しが必要な人ですよね。
表現を変えると、「幸せ・物事の原因・愛」を外側に求めている心理状態の人です。


旅人は「幸せ・物事の原因・愛」が自分の外側にあると信じて、あるいは自分の中にあることに気付くために「旅」をしているわけですから、まだ自分の責任で幸せになれない人だということです。
オリジナルブランドとして自立していない人が旅をするわけですから、旅先の恋は「愛をもらおうとしている人同士の恋」ということです。


だから、長く愛されることはないんです。


また、旅先では、もともと「その場限り」の短い恋愛を望んでいる男女もいますから、どちらかが短い恋愛を望んでいれば長く続かないのは当然ですし、たとえお互いに気持ちがあったとしても、オリジナルブランドになりきれていない人間同士の恋ですから、長く続かないのは当然です。


「絶対にダイエットする!・絶対に禁煙をする!」・・・こう誓ってもできない人がいますよね。
それと同じで、「これは運命の出会い!一生愛する!」という意気込みがあっても、実力がないと続かないわけです。


以上が「旅先の恋が続かない理由」です。



さて、愛への道のりは、若いほどある程度の寄り道の経験が必要です。
それは、以前「消去法」という投稿で書いたように、愛じゃないものを知ることで、愛に近づくためなんです。
人は生まれてすぐに、「愛とはなにか」という本質を知ることはできませんから「これは愛じゃない、これも愛じゃない」と体験しながら、徐々に本質を知り、愛に近づいていくわけです。


愛とは「私もあなたも周りも楽しい」という状態でしたよね。
この状態なら「愛」ですし、この状態ではないなら、「愛のようなもの」だと思ってかまいません。
あなたの行動で誰かが心配したり、悲しい思いをするなら、それは愛じゃないということです。
それが恋愛でのことなら、2人の関係は長く続くことはありません。


みなさんも経験がありますよね、「今考えればあの恋愛は愛ではなかった、だから別れたんだ」ということが。
これまでの失恋はみんな、愛じゃなかったから別れているんです。
そのときは愛だと思っていたことも、多くの経験を積んだ今になって考えれば、愛ではないとわかるわけです。
愛じゃなかったから別れたわけですから、愛を実践できれば別れません。
人生経験を積むほど、愛が見えてきます。
愛への道は続いているので安心してください。

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