会社の愚痴を言わない

(読了目安4分)

今回は、「会社の愚痴を言わないようにしましょう」という内容です。


仕事には、大きく分けて「自営業」と「会社員」があります。
自営業は、「自由度の大きさ」という意味では、会社員より条件がいいかもしれません。
しかし、自分の判断でなんでもできる反面、ミスは命取りになります。
会社員は、大きな組織の一員として守られているので、ミスをしても会社が責任をとってくれます。
マスターが以前、「会社員はお金をもらって謝る練習ができる」と書いたとおりです。
にもかかわらず、会社の愚痴を言う人は後を絶ちません。


絶対数として「自営業」よりも「会社員」が多いためかもしれませんが、マスターは、どちらかというと、自営業よりも会社員の愚痴をよく聞きます。
そんなとき、話を聞いて具体的にアドバイスをすることもあります。


たとえばこんな感じです。

「それは労働基準法に反してるよ。疑問を文書にして、会社からも文書回答を求めたらどう?そうすれば真剣に聞いてくれるでしょ?」

「パワハラを録音して証拠を提出してみたら?」

などです。


そうすると、

「立場が悪くなるからそんなことできないですよ」

「会社にいづらくなりますよ」

「みんなも同じような環境で頑張ってるから私だけが言うなんて」

などと反論するわけです。


自分の立場が悪くなって会社にいづらくなるなら会社を辞めればいいんですが、その人には、転職する実力もないわけです。
転職するつもりがないなら、自分の実力を認め、その中で自分を変えてしまった方が、会社を変えるよりも確実です。
人間は、言ったことを忘れ、勘違いをし、自分の利益のためになんでもやります。
「会社がウソをついた!」と愚痴を言う人が、採用試験の面接や履歴書でウソをついていたということもよくあります。
会社は、そんな人間同士が作るものですから、矛盾するのは当然です。
みなさんも、これまでの自分がなにをしてきたか考えてみてください。
程度の差こそあれ不誠実なことをした経験はあるはずです。
「愚痴」は、自分の無知や実力のなさを宣伝するのと同じですから、愚痴を言う人に知恵のある人材は集まりません。
愚痴を言う人は、「長く愛されない」と嘆くことになります。


自営業も会社員も、一長一短です。
自営業をして辛いと思うなら、会社員になってみるのもいいかもしれません。
会社員をして辛いと思うなら、自営業をしてみるのもいいかもしれません。
景気や会社の待遇、人間関係の愚痴ばかり言って行動しないのが、一番やってはいけないことです。


会社の愚痴を言う前に、自分を変えましょう。
自分を変えるというのは、まず「愚痴を言わないこと」です。
愚痴を言わなくなってしばらく経てば、それまでの環境が変わっていることに気付くはずです。


余談:

マスターは、人に対して「自分を変えてください」と書くだけではないですよ。
このnoteはもちろん、マスターが今の環境でできることとして、カフェ・レストラン経営のノウハウを提供しています。
現在は定員に達していますが、空きがあるときは、「変わろうとしている人」を受け入れています。
マスターに限らず、現在ある程度の余力がある人たちは、過去に多くの人に助けられ、今があります。
そんな人たちは、これから変わろうとしている人に対して、きっとなにか協力してくれるはずです。
「変わろうとしている人」が、「余力がある人」に頼るのは悪いことではないんです。
足のケガをして一人では歩けない時、余力がある人が肩を貸してくれたら嬉しいですよね。
人は助け合うために生きているんですから、必要なときは誰かに頼り、余裕が出てきたら、自分がしてもらったことをしてあげればいいんです。
愛の好循環は、そうやって生まれていきます。

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