皆既日食 ―仕組みを理解すれば―

(読了目安2分)

物事の仕組みを理解すると、不安は少なくなります。
その例として、マスターはよく以下の話をします。



みなさんは「皆既日食(カイキニッショク)」って知っていますか?
日中、月が太陽を隠してしまう現象で、時々ニュースなどで「天体ショー」として話題になります。


夜の照明がなく、太陽を中心に生活をしていた大昔、「皆既日食」は人々にどのような心理的影響を与えたと思いますか?
太陽が隠されてしまうわけですから、「神の怒り・悪魔の仕業」などと考えられ、きっとこれ以上ない不安の象徴だったはずです。
人によっては「世界が終わる」とか「大災害の前兆」と感じたり、不安のあまり「いけにえ」を捧げ、神の怒りを鎮めようとしたかもしれません。


しかし、現代の人類にとって皆既日食は「天体ショー」、つまり「娯楽」になっています。
人類はむやみに怯えることもなくなり、「いけにえ」の儀式で命を浪費することもなくなりました。
むしろ皆既日食が起こる時刻を予測し、みんなで集まり、「娯楽」として楽しめるようになりました。


では、昔と現代で、皆既日食の受け止め方に差があるのはなぜでしょうか・・・


・・・それは、皆既日食の仕組みを理解しているかどうかの違いです。


皆既日食という現象そのものは、大昔からなにも変わらず続いていますが、人類が成長し、皆既日食の仕組みを知ったことで、「不安」が「娯楽」になったわけです。


「仕組みを理解しているかどうか」・・・この差が、不安と娯楽の差です。


これをみなさんの人生に置き換えてみてください。
人の心や社会の仕組みを知らないうちは、人生は「不安」ばかりかもしれません。
しかしみなさんが成長し、人の心や社会の仕組みを理解してしまえば、人生が「娯楽」に変わると想像できると思います。


人間関係や仕事関係などで不安があるときは、「物事の仕組みを理解すれば不安は少なくなる」、こう考えてみてください。
人類が皆既日食の仕組みを知り、不安から解放されたように、あなたも物事の仕組みを知れば、きっと不安から解放されます。


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