クイズ「国民の不満」

（読了目安2分）

今回はちょっとしたクイズです。


その国の状態が内戦などで悪化し、国民の命が危険なとき、政府に対する国民の不満・要求は、「治安を維持しろ！」だと言われています。
国民が「治安の維持」を要求するようになったら、その国の状態は悪いということです。


上記とは逆に、その国の状態が良いとき、国民は政府に対して、どんな不満や要求があるでしょうか。
「国の状態が良いのに、国民に不満があるの？」と思うかもしれませんが、たとえば、食料がないなら「食料をくれ」、食料があれば、「もっとたくさんくれ」、量に満足すれば、「もっとおいしいものをくれ」というように、どんなときでも国民の不満というのはあります。
その国の状態がいくら良くても、それなりの不満の声はあるわけです。


以下、頭の体操だと思って考えてみましょう。


＜クイズ＞
国の状態が良いとき、国民は政府に対してどんな不満を言うでしょうか。
または、国民がどんな不満を言っているときが、政治がうまくいっているときでしょうか。


国の状態が良いほど国民はそう言うらしいんです。
いったどんな不満なのか、わかりますか？


・・・


・・・


・・・


・・・


答えは、


・・・


・・・

「税金が高い！」


です。


国民は、政府に対して言うことがなくなると、「税金が高い」と言い出すんだそうです。
「税金が高い」という国民の不満は、むしろ政治家にとって「最高の評価」と言えるわけです。


国民の不満は、命に関わるような内戦状態が続く国ほど

「治安を維持してくれ」

となり、情勢が安定している国ほど

「税金が高いぞ」

となります。


これを覚えておくと、ニュースの見方が変わってくるかもしれません。
また、日本という国や政治についての考え方が変わるかもしれませんし、様々な人と政治について話すとき、相手の言葉の本質が見えたり、あなたが使う言葉も変わってくるはずです。


政府に対するあなたの不満が「治安維持」ではないなら、あなたは意外と幸せな環境で暮らしているのかもしれません。

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