パワハラは「愛のムチ」か

(読了目安2分)

スポーツ業界のパワハラが数年前にメディアで大きく話題になって以来、現在も頻繁に、スポーツ関連の指導者たちによるパワハラ問題が報道されています。


みなさんは、パワハラは愛だと思いますか?


ハラスメントを受けた側は、愛ではないと判断しています。
愛ではないと判断したから「パワーハラスメントだ」と言っているわけです。


そしてパワハラをする側の多くは「愛を込めて叱ったつもり」と説明しますが、された側が「毎日ひどいことを言われた、体罰を受けた、これはハラスメントだ」と訴えたわけですから、現実は「愛をそそいでいなかった」ということです。
「他に方法がなく、やむをえず大きな声を出す」という場面はあります。
しかしそれが常態化し、相手に感情をぶつけた結果、つまり愛をそそがなかった結果として、「ハラスメントを受けた」と訴えられたわけです。


また、表に出るパワハラは氷山の一角ですから、今この瞬間も、パワハラ問題で悩んでいる人はたくさんいます。


さて、みなさんは今、パワハラを受けていませんか?
あなたが「パワハラだ」と感じるなら、それはパワハラです。
そんな状況の中に自分を置き続けるのは、自分に対する愛ではありません。
自分を愛せない人は他人を愛せません。
他人を愛せない人は愛されることはありません。
長く愛されたいなら、まず自分に愛をそそいでください。



◎メッセージ


以下、パワハラをする人にもメッセージです。
大声を出して自分のストレスをぶつけても、そのストレスが消えることはありません。
ストレスの連鎖を生み出すだけです。
パワハラを「愛のムチ」と表現することがありますが、それは愛をそそげない人の「言い訳」です。
相手にパワハラを繰り返さなければならない原因はなんなのか考えてみましょう。
自分もパワハラを受けてきて、同じことを繰り返したいのか、それとも同じことを繰り返さないために悪循環から抜けるのか、あなたが選ぶことができるんです。
長く愛されたいなら、自分に愛をそそぐ必要があり、パワハラはその逆の行為です。


パワハラは 

愛のムチでは

ありません


俳句のような文字数になってしまいましたが、これが本質です。

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