食に強くこだわる女性の特徴

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◎食に強くこだわる女性の特徴


今回は、「食に強くこだわる女性の特徴」について、「オーガニック教」マガジンで投稿です。
この記事を読んでもらいたいのは、主に20代・30代の独身女性です。
長文ですが、きっとなんらかの「思考のシフト」ができるような内容です。


多くの人が今後なにかを食べ続けるわけですから、ここで長く愛される考え方を身につけてください。


マスターは飲食業で生活していることもあり、「食へのこだわり」があります。
しかし、今回はマスターのこだわりはちょっと置いておきますね。
また、世の女性が全てそうだと書くつもりもありませんから、そこはどうか勘違いのないように。
それから、病気の人の食事制限などは、ある程度必要だと思います。


・・・


さて、食に強くこだわる人の中には、こだわりの食事を摂ることに人生の多くを費やしている人がいます。
たとえば以下のような考え方で生活をしている人は、その例だと言えます。

自然のものこそ一番身体にいい

あんなものはダメ、これを食べないと不健康になる


あんなもの食べて大丈夫なの?身体に良くないでしょ?


私は身体に悪いものは食べません


化学調味料は嫌いです


大量生産されたものは食べません

無農薬・有機栽培が身体にいいんです


最近の食べ物は汚染されているからダメ



これらは一理ありますが、多くの場合、食について深く考えることを放棄し、楽をしようとしている女性の「妄信」です。
そしてこんなことを言う女性は「元気がないことが多い」という特徴があります。
元気がないから「食」にこだわるようになり、なんとか元気を取り戻そうとする人が少なくないんです。
もともと元気な人は、それまでのやり方で元気なんですから、食生活を変えようとは考えませんよね。


食べ物は人の健康にとってとても大切なものですが、逆を言えば、体調が悪くなると食べ物のせいにしようとし、自分の心の問題に向き合おうとしない傾向があります。
そしてここが大切なところですが、「体調が悪くて動けない」と言う人の中には、デートや楽しみなことがあるときには身体が動いたり、火事などの緊急時は走って逃げられる人も多いはずです。
楽しいことや緊急事態で身体が動くなら、それは「身体の調子」が悪いのではなく、「心の調子」が悪いから身体の調子が悪くなっているのかもしれません。
そして心の不調から身体の不調になるのは、主に人間関係の不調に起因します。


人間関係の不調は、自分の言葉や行動、悪いクセなどが原因の場合も多々ありますが、自分の心に向き合おうとせず、「心の不調」にさえ気付くことなく、「身体の調子が悪いのは食べ物のせい」にしていることがほとんどです。


そして、そんな人たちをターゲットにし、「健康にはこれ!・自然食は身体に優しい」と健康食を売る業者が乱立しています。


念を押しますが、アレルギーなどは心の問題とは別ですし、病気関連の食事制限は大切です。
マスターがみなさんに伝えたいのは、「デートや楽しいこと、そして火事などの緊急時に身体が動く人は、食事を見直すより、自分の心を見直した方が本質です」ということです。


食への過度なこだわりは、宗教と似た部分があります。
「元々親がやっていた」という場合を除き、宗教は、「幸せなとき」に始める人はいませんよね。
健康を意識した食に対しても、「健康なとき」にこだわりはじめる人はいません。
食のこだわりも宗教も、人間にとっては、心が痛んだときの「痛み止め」として存在するわけです。


ということで、「健康のため」という理由で、「〇〇はだめ、〇〇がいい」という考えが強い人ほど、実際は心の闇を抱えている場合が多く、それが表に出た結果、「元気がない」という傾向が強いわけです。


さて、いつも書くように、原因を「外側」に求める人は、長く愛されません。
自分が悪くないという前提では成長できず、成長できないということは、状況を変えることができないからです。
食にこだわる人も、原因を「外側」に求めている人ですから、長く愛されず、それが原因で元気が出ず、さらに原因を外側に求め、食へのこだわりが強くなるという「悪循環」に入ります。


不思議かもしれませんが、これが食に対して強くこだわる人の本質です。
多くの人が、人間関係が良好になるための努力をしていないんです。

※健康面ではなく、「環境保護」の概念から強く食にこだわる人については、「愛は地球を救う? ー地球はピンチなのかー」を参考にしてください



◎こだわりの種類を間違えないように


念を押しますが、食へのこだわりはあっていいんです。
しかし、こだわりの「種類」に気をつける必要があります。
こだわっていいのは、「今、この環境でなんでもおいしく食べるにはどうしたらいいか」という点です。


言い換えると、「自分の心のコンディションを保ち、心のデトックスを常にしておく」、ということです。


多くの情報が入り乱れている現代、地球上の情報を網羅して整理することは不可能です。
人類が食に関する情報をまとめ上げるには、まだ時間がかかりますから、結局人間は「信じる力」で食事をすることになります。
言ってみれば、信じているならなにをしても正解ですし、なにをしても不正解なんです。


だからこそ、できることは、「気持ちよく食べる」ということになるわけです。



「無添加・〇〇産・天然・自家製などの外的要因が整わないと気持ちよく食べることができない」
これは、幸せを外側に求める典型的な考え方ですから、次から次に不安材料が出てきて、一向に心は落ち着きません。
心が落ち着かないからストレスが溜まり、悪循環に陥ります。


たとえば「無添加・天然・自家製」は、一見すると心がこもっているように見えますが、作る人に高度な衛生管理の知恵がないと、不衛生で品質が安定せず、それが原因で病気を引き起こすこともあります。
現代も、開発途上国に行って一般的な食事を見れば、「自家製」がいかに不衛生か見ることができます。


日本でも、江戸時代の平均寿命は40代でしたが、その理由の一因は「自家製・天然・無添加」でした。
本当の愛は、基本教育を受け、衛生管理の仕組みを身に付け、食材の腐敗に気を付け、自分の命も含め、大切な人を守ることです。


また、数十年前の昭和時代の食事にこだわる人がいるなら、「数十万年前の食事ではダメなのか」ということも考える必要があります。
たとえば、獲物が捕れたときだけ生で大量に食べる数十万年前の食事ではダメ、庶民が焚火で調理し始めた数千年前の食事でもダメ、そして現代の食事もダメで、なぜ少し過去の昭和時代の食事が人類のベストなのか、そのあたりを冷静に考えてみる必要があるかもしれません。


細かいこだわりとして、大根やニンジン、リンゴの「皮」などを、「捨てるのはもったいない・栄養があるのに」と言う人がいます。
しかしその人がもし太っていたら、みなさんはどう思いますか?


・・・そう、まず痩せてから言うのが本質ですよね。


「皮を捨てるのはもったいない」という考え方は、主に貧しい時代の考え方で、栄養の摂り過ぎで太っている人が言うと矛盾するんです。
LINEを使う人が「手紙じゃないと心が伝わらないよ」と言っているようなものかもしれません。
もし本心から「食料に対する感謝・食料を大切に」という考えで「皮」を食べる人なら、「食料を大切にする人」ですから、自分を太らせるほどの「無駄食い」はしないんです。
つまり、「食」に感謝している人は、太るはずがないわけです。


また、その皮を洗ったり調理したりするにも、水や火、時間などのコストがかかりますから、「皮」から得られる栄養が、コストを補って余るかということも大切です。
極論すれば、皮から得られる栄養(エネルギー)を摂取するために、それ以上のエネルギーが必要なら、皮を食べることがマイナスになる場合もあるわけです。
それなら皮を肥料にして微生物に分解させ、自然のサイクルに戻す方が賢明です。
※もちろん「皮を食べる手間こそ楽しい・皮がおいしい」と思えるなら、その価値観を他人に押し付けない範囲で皮を食べるのはありです。
マスターも、かなりコストがかかる「薪ストーブ」を楽しんでいますしね。


マスタ―の場合に限るかもしれませんが、以前ネパールに難病の治療をしに行ったとき、「人生の目的は病気を治すことではない」ということに気づき、それ以来マスターの難病はマスターにとって難病ではなくなりました。
同じように、「人生の目的は食にこだわることではない」、こう気付いた時、食へのこだわりの「種類」が変わり、新しい人生が始まります。


こだわることは大切ですが、こだわりの種類を間違えないようにすることが愛なんです。


以下、もう少し続けます。


「食への強いこだわり」によって、より元気がなくなり、パートナーとの関係に亀裂が入ったり、自分の価値観を押し付けたりしながら、周囲に迷惑をかけている女性をたまに見かけます。


こうなるともう宗教と同じで、「こだわり教」です。


あなたがこだわり教の信者なら、周囲は笑顔で話を聞いてくれるかもしれませんが、決してあなたに近づくことはありません。
あなたが宗教に誘われて断った経験があるなら、その心境と同じように、周囲はあなたとの距離を置きます。
そんなあなたの口からはやがて「イイ男がいない・縁があったら結婚したい」という、長く愛されるために使ってはいけない「禁断のセリフ」が出るようになっていきます。
ここまでくると、楽しい結婚生活は実現できなくなります。


また、将来仮にあなたが子どもを産んだとき、子どもに対する食のこだわりが強過ぎると、子どもが学校で浮いてしまったり、親は学校のやり方にストレスを感じたりするなど、その家庭だけが疎外されるような環境におちいることもあります。


極論すると、

あなた 「うちの子は食べ物を特別扱いしてちょうだい、それがうちのやり方なの」

学校・周囲 「それはムリです」


あなた 「社会は全く理解がないわね!」


という状態です。
これでは子どもも周囲から白い目で見られ、孤独感や疎外されることによる「ストレス」が身体をむしばんでしまいます・・・


「健康的な食事+最高の医療」に一番近いはずの日本の皇族でも、ズバ抜けた寿命ではないんです。
その理由は、責任重大な公務・人間関係・プライベートのなさなどによる「極度なストレス」にあるかもしれません。


ですから、もし食への強いこだわりから生まれたそのストレスが、こだわりの食事による健康的メリットよりも大きくなってしまったら・・・「本末転倒」とは、まさにこのことです。


そんなことにならないように、以下、独身女性にマスターから愛をこめてメッセージです。


◎20代・30代の独身女性へメッセージ


食への「強いこだわり」は愛ではありません。
「強いこだわり」というのは、「思い込みによる押し付けや批判」のことです。


寂しい若い女性は、一度なにかにのめりこむと、それをよりどころにしてしまい、「そのこと」への依存の傾向が強くなります。
みなさんの日常で言えば、食への強いこだわりがあると、彼氏ができないか、できても好意的なのは始めのうちで、やがて引かれる状態になるかもしれません。
また、「私に絡んでくる男はイイ男じゃない」「彼はイイ男だったけど結局遊ばれた」ということになる可能性もあります。


簡単に言うと、「長く愛されない」ということですが、その理由はとても簡単です。
ここまで書いてきたように、食への強いこだわりは「愛」ではないからです。
愛をそそいでいないわけですから、愛されないんです。


食に強くこだわる女性の栄養関連の話は、話す本人が不安定で元気がない、または元気が長く続かないため、言葉に説得力がありません。
お酒を飲み、タバコを吸い、夫婦ゲンカをしながら平和活動・宗教活動をしている人と同じです。
物事を多方面から見ず、信じたい情報をひたすら信じることで、不安から逃げようとしているような人です。


繰り返しますが、こだわりの「種類」を間違えないようにしてください。
「無添加・〇〇産・天然・自家製」などにこだわり過ぎ、外的な環境が整わないと安心できずおいしく食べられない心の状態というのは、ストレスに支配されている状態です。


そして、ストレスの根本を食事で解消することはほとんど不可能です。
食事で解消されるのは空腹感、そして表面的なストレスがほんの少しだけごまかされる程度です。




◎まとめ


食に強くこだわる女性は、元気のない人が多い傾向があります。
食にこだわりすぎると、食材を選ぶことに労力を使い続け、自分を癒すだけで精一杯になる結果、愛をそそげなくなってしまいます。
商業的な健康情報を信じ、いつも「食」を警戒して不安な心境でいれば、ストレスは溜まり、体調がいいはずもありません。
「食に強くこだわりすぎると体調が悪くなる」ということです。
大切なことは、「本質とはなにか」です。


このnoteの、「ヨガ・アーユルベーダ・マクロビ」マガジンも参考になるかもしれません。
「こだわりの食」についてもう一度考えてみてください。

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