飲酒運転の根絶には

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先日、マスターが住む地域の同時放送無線で、交通安全運動について放送がありました。
その中に、「飲酒運転の根絶を」とありましたが、さて、どうすれば飲酒運転を根絶できるでしょうか。
そして、根絶までにどのぐらいの時間が必要になるでしょうか。


いますぐに「飲酒運転の根絶」を実現するなら、「飲酒したら運転しない」ということを、人間が守れればいいんです。


「私はだいじょうぶ」

「一人ぐらいなんてことない」

「すぐ近くだから」

「酔ってないから」

などと言わず、飲酒運転をやめればいいんです。
しかし人間は不完全な生き物ですから、飲酒をすると、「飲んだら乗るな」というのを忘れてしまいます。
ですから、飲酒運転を根絶したいなら、「飲酒の根絶」の方が圧倒的に手っ取り早いわけです。


それでも人間はお酒を飲みたがります。
では、お酒を飲んでも飲酒運転をしない方法はあるんでしょうか・・・


ありますよね、「自動運転」です。


ロケットや飛行機、電車の世界で進んでいるように、やがて自動車も自動運転の時代が来ます。
車が自動運転になれば、飲酒運転もなくなります。


ということで、飲酒運転を根絶させるには2つの方法があるとわかります。


まずは「プライド」です。
個人個人の「プライド」により、人間がお酒を飲まなくなる方法がひとつです。
この方法は人間ベースの方法なので、不安定ではあります。


次に「科学技術」です。
科学技術の進歩により、自動運転が普及するのがふたつめです。
たとえば、自動運転の電車では、飲酒運転はありえません。
自動車も同じで、自動運転になれば飲酒運転を根絶できます。

人間は不完全ですから、お酒を卒業できる人ばかりではないですよね。
飲酒運転を根絶させるのは、人間としてのプライドよりも、科学技術が有力です。


◎交通事故は減り続ける


「交通戦争」と呼ばれた1970年の交通事故死者数は、16000人を超えました。
車の普及に対して、法整備・運転技術・モラル、そして飲酒運転など、人間の能力が追いついていなかったからです。


しかし現在の死者数は2000人台まで減り、減少し続けています。
死者数が減ったのは、飲酒運転の取締りの強化だけでなく、エアバッグと自動ブレーキの普及に加え、医療技術の発展も要因です。
科学技術が人間の命を救っているわけです。
最近は高齢者の運転ミスによる事故が目立ちますが、これも近年、自動ブレーキの高性能化で減少しています。
やがて自動運転の「レベル5」が実現すれば、交通事故の心配はほとんど無用になります。
もちろん死者はゼロにはならないはずです。
しかし焦ったり居眠りをしたりする人間が運転する現在より、死者が減ることは確実です。



◎まとめ

飲酒運転の根絶を実現するには、飲酒そのものの根絶が確実ですが、今の人類には、飲酒を卒業するだけのプライドはありません。
ですから、一部の科学者たちの活躍に期待し、車の自動運転を実現することが近道です。
実際、ロケットや飛行機、電車では、自動運転が実用化されています。
しかし現在の車の自動運転は、「レベル2」が市販されている程度で、完全自動運転の「レベル5」の実現にはあと数年かかります。
おそらく一般への普及には10年以上かかるはずですから、その間、人間は「プライド」で飲酒運転をコントロールする必要があります。
人間は、お酒を飲むために生きているわけではないんです。
お酒を飲むための時間とお金を、愛をそそぐために使えるようになれば、飲酒運転が根絶できるだけでなく生産的ですよね。


ということで、飲酒運転は10年後には急速に減りはじめ、20年後にはほぼ根絶できます。
20年後、飲酒運転で検挙される人はいなくなるかもしれません。

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