宗教 11 人類は宗教を卒業できるか


(読了目安3分)


なにごとも「無常」ですから、宗教もいつかなくなります。
なくなる理由は、以下の2つが考えられます。


1:人類が宗教を卒業したとき

2:人類が絶滅したとき



ここでは1について書いてみます。



◎人類は宗教を卒業できるか


人は常に幸せを求めて生きています。
宗教は、不幸なときに始める人がほとんどですから、今後人類がより幸せになったとき、少しずつ宗教を卒業できます。
そしてマスターは、人類はいつか必ず宗教を卒業できると思っています。


今、「雨乞い」の儀式を本気でやっている人を見て、あなたはどう感じるでしょうか。
雨乞いの儀式では、場合によっては生き物を「いけにえ」にするんです・・・
「悪魔祓い」の儀式を本気でやっている人を見て、あなたはどう感じるでしょうか。
悪魔を退治するため、場合によっては自分の「家畜」を火中に投げ入れたりするんです。


これらはみなさんにとっては「異常なこと」ですよね。
現代の人類は、過去の人類より本質に近づき、いけにえを使う様々な儀式がなくても、安心を得られるようになりました。


しかし昔はみんな何かを信じて本気でやっていたんです。

「神の怒りだ」

「悪魔の仕業だ」

「願いをかなえるには命を差し出す必要がある」

と。


では問題です。
今、宗教を本気でやっている人を見て、未来の人類はどう思うでしょうか。
特に新興宗教をやっている人は、「神だ・霊だ・供養だ」「タタリだから浄霊や除霊だ・お金を差し出す必要がある」「教義のために家族が死ぬなら本望だ」なんて言っている人がいますが、そんな現代人を見た未来の人類は・・・やっぱり異常だと思うでしょうね。


話は戻りますが、雨乞いについて人類は、雨が降る仕組みを解明し、雨が降らなくても生き延びていけるような社会システムを発明し、儀式を「卒業」できました。
悪魔祓いについて人類は、精神医学や心理学、脳科学などを発展させることによって「卒業」できました。
全人類の知恵が雨乞いや悪魔祓いを超えた時点で、これらの儀式は地球上から姿を消します。
同じように、全人類の知恵が宗教を超えた時点で、宗教は地球上から姿を消します。


しかし、人類が宗教を卒業できるのはいつなのか、マスターにはわかりません。
近い未来だと思いますが、マスターが生きている間は、人類全体が宗教を卒業することはないと思います。
わかっているのは、「いつか卒業することができる」ということと、「現在の人類が生きているうちには実現不可能」ということです。
(マスターのnoteを読んだ「個人」なら、生きているうちに卒業が可能になると思います。そのためのnoteなんですから)

・・・

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