あなたが本当に欲しいもの <後編>

(読了目安8分)

では「後編」です。

前回の投稿で、多くの人が本当に欲しいと思っているものは、「お金」や「物」などではなく「人」だということ、そして「人」の中でも、特に「近い年代のパートナー」だというところまでわかりました。


では、さらに一歩踏み込んで、パートナーにするならどんなパートナーが欲しいのか、そしてそのパートナーを手に入れるためになにをすればいいのか、以下をヒントにしてください。



人がどのようなパートナーを求めているのかは、とても簡単にわかります。


仮にあなたが30歳の女性だとします。
同年代の男性でも、タバコを投げ捨て、大きな声で怒鳴り、お酒を飲みながらギャンブルをするばかりの男性と付き合いたいでしょうか。
約束を破ったりウソをついたりする男性もイヤですよね。
浮気や隠し事をする男性もイヤですよね。


ではどんなパートナーが欲しいのか・・・



本当に欲しいものを手に入れたい理由は、もちろん幸せになるためですよね。
そして人は、感謝や尊敬をしているときに、幸せになれます。
つまり、あなたは「尊敬できるパートナー」を求めているわけです。



これで、「本当に欲しいもの」がわかりました。
あなたが本当に欲しいものは、「尊敬できるパートナー」です。



もちろん男性が女性のパートナーを選ぶときも同じです。
人として尊敬される女性でなければ、たとえ外見が美しくても、短期間の恋愛を繰り返します。
「彼氏ができない・できても長く続かない」と悩む理由は、人として尊敬される部分が少ないからです。
人は、ケンカをするためでも、足を引っ張り合うためでもなく、お互いに協力し、尊敬しあえるパートナーを求めています。


では、次です。
「尊敬できるパートナー」を作るにはどうすればいいでしょうか。
ここが一番大切な部分ですよね。


尊敬する人がいたとしても、見ているだけ、願っているだけでは手に入れることはできませんし、強引に手に入れようとして飲みに誘って口説いたところで(口説かれたところで)、お酒を通した付き合いでは表面的な関係で終わりです。



では、どうすればいいんでしょうか。



これも答えは簡単です。
「尊敬している人から尊敬される自分」になればいいんです。


相手も常に「尊敬できるパートナー」を求めていますから、あなたが尊敬される人になってしまえば、話は簡単です。


ただ、答えは簡単でも、「実践」はとても難しいです。
尊敬される人になるには、自分の短所の徹底した「客観視」と、改善のための行動、そして、長所を伸ばすための自分磨きが必要になるからです。


また、人生経験が少ないと、尊敬できる人かどうかの「見極め」が、本質からそれてしまうことも多いです。



ここでマスターが助言をしますので、以下、「尊敬できるパートナー」を手に入れるためのヒントにしてください。



ヒント1:
今の自分を客観視し、そんな自分に近づく人はどんな人か想像してみましょう。
たとえば、タバコを吸い、吸い殻を投げ捨てるヤンキー系の女子高生に近づいてくる男性は、その女子高生と同じような価値観を持つ男性ですから、付き合ったとしても短期間です。
今のあなたに近づいてくる人がどんな男性か想像し、「理想の男性が近づいてくる」と自信を持てれば、尊敬できるパートナーは見つかります。


ヒント2:
「自分が男だったら自分と結婚するか」と考えてみてください。
「私が男なら私と結婚するわね」と本気で思える自分になったときは、尊敬できる男性をパートナーにすることができます。
「私が男なら私とは結婚しないわね」と思う場合、その理由をひとつひとつ書き上げ、地道に改善することが大切です。


ヒント3:
「自分が本当に欲しいものはなんだろう」「このままじゃダメだ・このままでいいのか」、このように考え、悩んだり不安になったりする人は、パートナーがいないか、たとえパートナーがいても、相手を尊敬していないはずです。
本当に欲しいものを手に入れない限り、次から次に欲しいものが出てきてしまい、それと同じ数だけ悩みや不安がついてまわります。
まず「本当に欲しいもの」を自覚し、手に入れるための努力をしてください。


ヒント4:
既にパートナーがいる人は、相手と感情的な口論をしていないでしょうか。
「自分が正しい・相手は間違えている」と思っていると感情的な口論になります。
お互いに尊敬し合っている関係なら、冷静な議論になります。
パートナーと口論が絶えないなら、その原因は相手ではなく自分にあります。
その人と一緒にいることを選んでいるのはあなただからです。
改善できない関係なら別れることが、自分にとっても相手にとっても「愛」です。



ヒント5:
「尊敬できる人」と言っても、大切なのは「人」としての尊敬です。
音楽、芸術、スポーツ、仕事など、特定の分野で自分よりも優れた人がいると、その人のことを、「人」として尊敬してしまうことがあります。
しかし、その人が優れているのは、その分野に限ってのことです。
特定の分野で優れていても、「人としてどうなの?」という人はたくさんいますから、その人が音楽の分野で優れているなら、音楽家として尊敬すればいいはずです。
特定のジャンルについて尊敬するべきところを、人として尊敬してしまうのは、若い人ほど意外と陥りやすいパターンですから気をつけてください。



ヒント6:
若い女性の中には、「無知」や「現実逃避」などの理由から、焦りをベースとした「愛のようなもの」をそそごうとしてしまう人もいます。
自分の心の環境を平和に保てていない状態で、平和活動や環境保護活動を始めたり、宗教や自己啓発、ネットワークビジネスなどに染まってしまう人がいます。
しかしそんな人たちが考える愛は、自立した大人の女性がそそぐ本当の愛とは違うため、愛が返ってくるはずもなく、不安定な人生を送るパターンがほとんどです。


ヒント7:
あなたが尊敬できる人がどんな人か観察し、その人の良いところをマネしてみてください。
ただし、マネするのはくれぐれも「人として」尊敬できる部分です。



ヒント8:
最後に基本的なことですが、「お酒・タバコ・ギャンブル・女遊び」などの「三悪」と呼ばれることをしない人を選ぶこと、そして自分も三悪をしないことです。
たとえば、お酒の基本の話に書いたように、「大人の思考の人・知恵のある人」はお酒を飲みません。
お酒を飲まなければ生きていけない人がどんな人か・・・結婚してから気づくことがないようにしてください。
高校生・大学生ぐらいだと、お酒を「大人の象徴」だと勘違いし、たくさん飲んで酔わない人を尊敬してしまうかもしれませんが、その判断は間違えていると思います。

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以上です。

前回と今回の投稿で、みなさんが本当に欲しいものは、「尊敬できるパートナー」ということがわかりました。
尊敬できるパートナーを手に入れる方法は、「尊敬できる人から尊敬される自分になる」、ということです。

「尊敬できる人」は、他にも
「知恵のある人」
「愛する力がある人」
「大人の思考の人」
などと言い換えることができます。


「自分が本当に欲しいものはなんなのか」・・・これを本気で考えている人ほど、様々な失敗をしてきたと思います。
本当に欲しいものを手に入れる努力は、あなたの人生をかけてする価値があります。
これからも、本当に欲しいものを手に入れるための努力を続けてください。



備考:
マスターのnoteは、主に日本に住む20~30代の女性向けになるため、「あなたが本当に欲しいものは、尊敬できるパートナー」と結論づけていますが、世の中には、すでに「人類愛」のレベルまで思考が進んでいる人や、趣味に没頭している人などもいますから、「尊敬できるパートナーはいないけど幸せ」と考えている人ももちろんいます。
また、「人が本当に欲しいもの」は、子供なのか、高齢者なのかによっても変わります。
子供は「目先の遊び」に夢中でしょうし、高齢者は、自分の子供や孫の未来、自分の体調のことなど、「安心して余生を過ごす環境」が、なにより必要かもしれません。


以上です。
前編後編と合わせて長文になりましたが、最後までありがとうございました。

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