マクロビ 4 逆輸入のマクロビ
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◎各指導者ごとの方針の違い
マクロビは、桜沢如一(さくらざわゆきかず)という人が創始者で、その後、弟子たちが、それぞれの主張や思想で自分たちなりにアレンジしながら世の中に広まっていきました。
たとえば宗教なんかは、教祖の考え方からどんどん分派が生まれますが、マクロビにも、40以上の流派があると説明しているサイトもあります。
マスターがマクロビの師範と仕事をした時は、「マクロビの流派は大きくわけて2つある」と聞きました。
ひとつは、創始者直系の流派、もうひとつは、創始者の弟子の一人が世界に広めた流派です。
具体的には、創始者である桜沢如一の「オーサワ式(リマ式)」、そして弟子の一人の久司道夫の「クシ式」です。
それぞれに「自分のやり方」があり、どのマクロビを信じるかは「人それぞれ」というところが大きいようです。
が、マクロビの本を読むと、創始者の弟子同士が、マクロビに対する互いの考え方を批判し合っている場面もあり、マスターから見れば「どっちもどっちだろうになあ」という感想です。
興味がある人は
「リマ式とクシ式の違い」
などで検索してみてください。
いろいろわかるかもしれません。
◎逆輸入のマクロビ
マクロビは、登場以来しばらくは、日本で大きく流行することはありませんでした。
しかし、マクロビ創始者の弟子「久司道夫」がアメリカに渡り、マクロビがハリウッドスターに取り入れられてから状況が変わりました。
久司道夫が「東大卒」だというのも大きなポイントになっているように思います。
アメリカに広めてしまえば世界のブームになることは、「ヨガ」の投稿で簡単に説明したとおりです。
たとえ日本ではパッとしないものでも、戦略次第でハリウッドスターたちを取り込むことができます。
マクロビも、ハリウッドスターに取り入れられてからは日本でもブームになりました。
「マクロビ」ではなく、「ハリウッドスターに認められたマクロビ」が、日本で流行っているマクロビです。
余談ですが、ハリウッドスターの判断が正しいわけでもないんです。
ハリウッドスターの判断がいつも正しいなら、ハリウッドスターたちがトラブルを起こすことはありませんよね。
◎商業バイアス
マクロビの師範の資格がお金で買えることからもわかるように、マクロビは、商業ベースのマクロビであることは間違いありません。
みなさんに届く情報には、マクロビを使って利益を上げようとする団体や、個人が流す強いバイアスがかかっています。
アーユルベーダやヨガと同じように、商業バイアスがかかっているマクロビは、本来のマクロビではありません。
たとえ「本物のマクロビ」があったとしても、みなさんが目にするものは、商業的にアレンジされたものだと認識していいと思います。
今回はここまでです。
今後は以下のような内容を予定しています。
・マクロビで愛にたどり着けるか
・マスターが知る女性マクロビアンの傾向
・魔法のメガネ
・目指すところは「愛」
・ガン
・調理器具は最新がいい?
・電子レンジ? ガス火? 炭? 薪? 生食?
・・・
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