本当に欲しいものを見つけたきっかけ
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子どもは様々なものに興味を持ち、「それを手に入れては飽きる」ということを繰り返します。
しかしそれは、「本当に欲しいもの」にたどりつくために必要な、「通過点・寄り道」と言えるものです。
マスターが「本当に欲しいもの」を理解するきっかけになった出来事があります。
それは「入院」の体験でした。
マスターが20代半ばのことでした。
持病の難病が少し悪化し、治療のため4人部屋に2ヶ月間入院したときの体験です。
簡単に書くとこんな感じです。
同部屋の患者2名のうち、Aさんには一切お見舞い客が来ませんでした。
そしてBさんには、たくさんのお見舞い客が来ていました。
Aさんが寂しそうに見え、マスターはAさんのようになりたくないと感じました。
Bさんにはたくさんのお見舞い客が来ていましたが、待合室で聞いたお見舞い客たちの会話は、Bさんの遺産配分を意識した内容でした。
マスターは、「遺産目当てでお見舞い客が増えた」と感じ、Bさんのようにもなりたくないと思ったんです。
お見舞いに誰も来ないのは寂しい、たくさんでも不安・・・そのときマスターが気付いたことは、「たった一人だけ、深く関われる人がいればいい」ということです。
関われる人が一人もいないことは寂しいですが、たくさんの人と関わっていても、それが「表面的」なものなら、やっぱり寂しいんです。
人間がおかしな行動をしてしまうのは、心が満たされていないとき、つまり「寂しさ」が原因になることがほとんどです。
人は寂しくなければ、心が安定し、愛を発信できるようになるわけです。
◎劇薬
人と関わるとき、一番深く関われる関係はどんな関係でしょうか。
・・・そう、男女の関係です。
特に肉体関係を含む男女の関係は、人の心の深くまで触れ合うことができます。
好きな人と抱き合いながら寝ているときの充実感や安心感は、他のどんなものより大切だと思えるはずです。
男女関係は良くも悪くも「劇薬」と呼べるかもしれませんが、劇薬は、用法を間違えなければとても大きな効果を発揮します。
マスターが「本当に欲しいもの」は、人とのつながりでした。
その中でも特に「同年代のパートナー」が欲しかったんです。
ある人は20代で同年代のパートナーを見つけることができるかもしれません。
ある人は60歳を過ぎても見つけられないかもしれません。
また、見つけたとしても「用法」を間違えてしまい、大きな傷を負うこともあります。
人と仲良くしてください。
「劇薬」と同様、「深い人間関係」も、使い方を間違えなければ劇的に役立つはずです。
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