電子マネー ―物々交換から電気信号へ―
(読了目安2分)
ここ数年、支払いのときの「電子マネー決済」が進み、現金のやり取りが少なくなっていますが、電子化を推し進めた理由のひとつが「新型コロナウイルス」だと言われています。
ウイルスの感染ルートは、主に飛沫感染と接触感染があります。
「飛沫感染」は、人間がお互いに近い距離でくしゃみをしたり、咳をしたりすることで直接相手にウイルスが感染するものです。
「接触感染」は、ウイルスが含まれる飛沫を触り、その手に付着したウイルスを口や鼻などの粘膜から体内に取り込んでしまう感染です。
飛沫感染は「社会的距離」をとることでほぼ防ぐことが可能ですが、この接触感染は、かなりの注意が必要です。
日常生活の中で、自分がなにに触れているか観察し、その部分に触れない努力が大切になります。
電子マネー化が進んでいる要因を整理すると以下です。
行政によって電子マネー決済が推奨されてきた
ポイント還元によるお得感
「重い現金」を持ち歩かなくてもいいというメリット
現金は不特定多数の人が触るので不衛生
などです。
そこに「新型コロナウイルス」が現れ、電子マネー化が加速しました。
コロナ対策のピーク時は、店員は手袋をし、直接現金に触らないようにしていました。
電子マネーは「非接触」で扱えますから、感染症の予防にも役立つわけです。
◎その先へ
欲しいものを手に入れるための方法は、以下のような歴史をたどっています。
電子マネーの次に来る「???」の部分になにが入るか、考えてみてください。
現物交換 (お互いに欲しいもの)
↓
塩・米・布などと交換 (生活必需品)
↓
お金と交換 (金属・紙)
↓
電気信号と交換 (電子マネー)
↓
??? (みなさんはどうなると思いますか?)
30年前は、「QRコード決済」「電子マネー」という言葉はありませんでした。
30年後、人類はどんな方法で決済しているのか、そもそも「決済」という概念が残っているのかもわかりませんが、きっとさらに便利な方法を取り入れていることは間違いなさそうです。
・・・
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